内容説明
あるところに魔女がいました。彼女の名はイレイナ。
旅人として、長い長い旅を続けています。
最強の武具を求める村人たち、結婚式から逃げだした王女、奇抜な格好の男、悩める衣装デザイナー、雪国の可哀想な少女、父親の遺産を探す賭博師、嘘をつけない国の王様、危険な爆弾を作った技術者、流浪の狩人たち、人間を魅了するネコ神さま……。
様々な国を訪れ、多くの人々との別れを重ねて行きます。そして思わぬ人との再会も。
「……次はどんな国でしょうね」
魔女の旅はまだまだ続きます。新たな別れと出会うために。
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるぼろ
42
灰の魔女ことイレイナの旅の先々でのお話第二弾。そんなイレイナの悲喜こもごもなお話ですが、後書きにもあった通りダークめなお話が多かったかなという印象を受けました。今巻で特に印象に残ったお話は、｢お洒落の先駆者たち｣と｢故郷のために｣でした。特に｢故郷のために｣は何とも救いのないお話だったな、と。後は私自身も猫アレルギーなのでネコ神さまのお話はやはり印象に残りました。他にも魔女になったサヤさんとの再開話があったりフラン先生に纏わるお話もあったりとなかなか楽しいお話でもありました。次巻もまた楽しみです。2021/01/20
オセロ
36
面白かったですが全体的に暗い話が多かったですね。特に獣人の少女の話は。 そんな中でも正直者の国での問題を通じてサヤと再会の約束する話は心温まるものがありましたし、猫至上主義の国ではイレイナさんの意外な一面が見られて面白かったですね。 幕間の短編もジャンルに富んでいて、特にフラン先生が書いた小説を巡る話がお気に入り。 2023/06/06
ソラ
22
イレイナさんの性格に慣れてくると楽しめる感じ。2018/10/07
海亀
18
今回も面白おかしかった。[残された遺産］みたいな話は短いながらもクスッとできる感じだから好き。適度に距離を保ち、適度に見守るイレイナ、見ててほんわかする。次巻も買おう2017/03/21
ナカショー
17
一巻に比べて暗い話が目立ってたけど、それでも読みやすさは変わらずで面白かったです。このまま穏やかに旅が続いてほしい。次巻も楽しみです。2017/07/15
