内容説明
「笠取真哉くん。署まで同行願おう」
お正月気分を満喫中の真哉にふいに突きつけられた逮捕状。
心当たりが多すぎる真哉は大人しく警察まで連行されてはみたものの――
「あの、かつ丼はまだでしょうか?」
警察の話にはまるで興味無しと、自力で留置所を脱出してしまう。
不自然な逮捕劇の裏に、先日姿を現した母・雅の影を察知した真哉は、事態解決の糸口を自身の過去の記録に求める。
しかし幼少期のアルバムの中に、思いがけない人物が――
「どうして莉子が……?」
って社長、大変です! キルマンさんと連絡が取れないんです!
公権力でも縛れない超自由な少年社長の無敵アットホーム、第14弾!!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
加賀ますず
7
笠取真哉、逮捕!?雅の策略により、突如として警察に追われることになった真哉。果たして雅の目的とは…。いよいよシリーズクライマックスということで、真哉の過去や雅の目的、士郎やキルマンの大学時代など、残されていた伏線が一気に回収されていく、高揚感と緊張感溢れるエピソード。そしてふわふわ掴みどころのない真哉を何とか繋ぎ止めようとする莉子さんぐうかわの巻。次巻が更に気になる…2020/01/13
水無月冬弥
7
#ラノベ あんな引きだったのに警察がまったく働いていない……、さりげなく過去の掘り下げ回でしたね、しかし、雅さん、何かの目的があって息子も教育したようですが、なぜひた隠しにしているんでしょうねえ?2016/07/12
藤崎
5
今回は罪状選り取り見取りの逮捕から始まる陰謀劇。全体的に未解決の案件も多く、例の決め台詞もなかったし、クライマックスに向けての準備回な風情。そしてお約束ですがあえて言いましょう・・・ロ莉子可愛い。後付けの過去話なんて反則技まで持ち出してヒロインポイント総取り状態。後、母親の「目的」に関しては、ロマンとの遭遇から夢のない落ちものまで色々可能性はありそうですがどうなることやら。そしてラストで・・・いや貴女元々実質ナンバー3だったでしょうに。順当な繰り上げ繰り上げ、みたいな感じで、そろそろ始まる終盤戦に期待です2016/06/18
2匹のニャンコ世話担当
3
ついに逮捕状が出ての国家権力まで動員。まあ焚きつけてるのは丸わかりですが。キルマンは引き抜かれ、オリオンリュートに危機が。そんな中でも芯の太い真哉は動じずで、かつての自宅にあった両親の研究資料からヒントを導いてそうですが、莉子も映る写真の存在で飯山家との縁深さと士郎さんまで噛んでいる、と明らかになりました。ルファのCEO就任には不足はないけど、適所ではないよ。社長あってのルファだし。2017/07/20
ゆうま
3
真哉の逮捕に士郎さんが家族の情報を真哉の母親、雅に家族の情報を渡していたとは。真哉は警察・アメリカ相手にも動じないのは凄い...。キルマンがオリオンリュートから引き抜かれ、ベガフィル・インダストリーのCEOに就任することになり、ルファが新CEOに就任なった。キルマンがベガフィルに引き抜かれた理由があるんだろうな。(士郎、徹、雅、キルマンたちが決めた約束が何なのかが次巻で書かれていることを望みたい。)2016/08/25