講談社現代新書<br> 調べる技術・書く技術

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講談社現代新書
調べる技術・書く技術

  • 著者名:野村進【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 講談社(2015/12発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062879408

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内容説明

テーマの選び方、資料収集法、取材の実際から原稿完成まで、丁寧に教える。これがプロの「知的生産術」だ! 第一線のジャーナリストは、いかに原稿を仕上げるか。テーマの選び方、資料収集法、取材のコツから推敲のポイントまで、具体的に教える。レポート執筆にも役立つヒントが満載の入門書。

目次

プロローグ
第一章 テーマを決める
第二章 資料を集める
第三章 人に会う
第四章 話を聞く
第五章 原稿を書く
第六章 人物を書く
第七章 事件を書く
第八章 体験を書く
あとがき
本文で紹介したノンフィクション作品および主な参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hit4papa

76
プロのノンフィクションライターによるライターになりたい人のためのノウハウ本です。極めてアナログな手法ではあるものの、著者のアツい思いが伝わります。インタビュー時のチキンハートは、情熱が凌駕しなければ、良い著作は作れないとういことですね。忖度すると本質をつかまえることができないのは想像に難くありません。良書に学び、人間系を鍛えるのが肝要ですが、生来の引っ込み思案の自分には、どうも無理っぽい。こういう職業の方はどのようなモチベーションなのか、それを知れただけで十分収穫のあった一冊です。2021/03/06

KAKAPO

40
『調べる技術・書く技術』というタイトルだが、内容は、著者である野村 進さんの生き様だ。ノンフィクションライターという仕事は「読者の代わりに現場に入り、五感で感じたことをなるべくそのまま読者に差し出す。」こと。事実を可能な限り正確に記述するためには、取材される側にとって辛いことも聞かなければならない。また、事件の取材では、関係した人の動機を推察するのではなく、事実をありのままに受け止めることによって、より明瞭な真相に近づくこともあるという。雑誌に掲載された記事は、いずれも作品と言ってもよい完成度だった。2015/08/19

ヴェルナーの日記

34
今までに「文章の書き方」に関する本を何冊も読んできたが、本作のようにドキュメント、ノンフィクションのカテゴリーに特化した本は始めて読む。資料の収集の仕方、整理分類、メモの取り方など、具体的に内容に仕上がって、インタビューの仕方、アポの取り方、その後のお礼など等と、ドキュメンタリー文章を書くことに興味を抱き、執筆したいと望むものにとっては必読の書といっても過言ではないだろう。2014/02/15

ミライ

31
ノンフィクション作家の野村進さんが、自身の経験をもとにテーマ決め~調べて~書くまでの技術を伝授する。テーマ決めから資料を集め、人に会って取材(話の聞き方も)し、原稿に落とし込む(原稿の書き方も)ところまでが、著者自身と他の有名ノンフィクション作家の事例を交えて丁寧に解説されている。基本ノンフィクションの文章を「調べて書く」技法だが、インタビューの際の姿勢・視点だったり、人に伝えるためのわかりやすい文章の書き方など、ビジネスにも転用できる内容多いのでビジネスマンにもおすすめの一冊。2019/06/21

ひよピパパ

29
お勧めの一書!ノンフィクションを書くための方法を教えてくれる書だが、ノンフィクションに限らず、どのように調べ、どう書くかという本質を、たくさんの例を挙げながら分かりやすく教えてくれる。取材する際の態度(声の大きさを相手に合わせる等)、取材依頼やそのお礼の手紙の書き方、ペン・シャープナー(原稿を書く前に読むお気に入りの文章)を持つこと等、他書では触れられないことを教えてくれる。巻末には本書で紹介された多くの文献が掲載されており、名文へ誘う道しるべともなっている。2016/02/10

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