内容説明
鉄女子高生とまたまた始まる奇特な旅!
横浜で平凡な高校生活を送る栗原駿が唯一こだわりを持っているのは、旅行先で美味しいものを食べること。高二の夏休みの信州への旅で出会った北見美優と宮田くれあは知識も行動力も満載のスーパー鉄子で、駿は「鉄子ワールド」に翻弄されまくる…が、その過剰な旅に少し面白さも感じてしまったのであった。偶然にも同じ学校の生徒だった3人は、また再会し、駿が見てみたいという「海の見える駅」を目指すことになるになるが、鉄子の仕切る旅が平穏に進行することはなく、「どーしてこーなる!?」の嵐!
鉄道旅の魅力満載の青春トラベル小説待望の第2弾登場!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しき
9
今回は鶴見線、湘南モノレール、江ノ電。どれも自分の行ったことのある路線で、かなり楽しめた。特に、湘南モノレールのジェットコースター感覚は、ありありと浮かび上がってきた。美優の鉄道愛も見事で、国道駅を「教会みたい。ここで結婚式あげたい」と賞したり、事故にあった車両に「痛かったわね~」と話しかけたりする暴走っぷり。メインの時刻表めくりでは「鉄道に出た幽霊を捕まえる」という熱い展開でした。ただ、前作同様くれあちゃんの影が薄い気がする。台詞に特徴ないからねぇ。できれば、美優とは違うベクトルで鉄道愛を語って欲しい。2017/10/07
銀雪
7
8年ぶりに再読。内容を忘れてたので新鮮に読めた。著者が「きっぷでGO!」「電車で行こう!」にも使い回してるネタがあったのにはニヤリとした。この本を初めて読んだ当時は行ったことなかった場所も、今はいくつも行っていたので楽しめた。湘南モノレールは私も去年初めて乗ったけど、あれはすごく面白いね。駿たちが最初に行った「海の見える駅」は私も行ったなぁ。南国コンビがいい味出してて好き。2020/04/13
KUWAGATA
7
2巻は後半のメインが時刻表トリックになっていたりと、1巻ほどの鉄道ウンチクは少なくて残念。舞台が江ノ島近辺メインというのも、何十回と訪れている場所なので、個人的には新鮮さがなかった。けれど、最近は車でしか訪れなくなっているので、たまには江ノ電にのんびり揺られに行くのもいいかな~と、この本を読んでちょっと思ってしまいました。ただまあ、週末は激混みで、とてものんびりというわけにはいかないのですが(笑) 絵は決して上手ではないですが、愛らしくて好感が持てます。2014/06/06
豚汁三昧
6
長野に続き今度は神奈川編。 鉄道ファンでなくても知っているような場所から、けっこうマニアックなところまであって面白い。 今回の目的地・湘南は色々な作品の舞台になっているので、こうやってその地に主眼を置いたものを読むと、それらの作品ももっと楽しめそう。 前巻に引き続き、作者さんの別作品を読んでいたらわかるような小ネタが仕込まれているのは遊び心があって楽しめた。 にしても、美優や宮田さんのキャラの設定がイマイチ掘り下げ切れずにデレも少ないまま続刊が出なくなってしまったのは非常に残念。 青森編も見たかったな〜。2020/07/30
まんがジジィ
5
湘南モノレールのyoutube(upありがと)見て、自分も乗ってみたくなりました。(笑) 次回をお願いいたします。2015/09/28