ファミ通文庫<br> 月虹戦記アリエル ――七色の瞳を持つ王女

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ファミ通文庫
月虹戦記アリエル ――七色の瞳を持つ王女

  • ISBN:9784047307636

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内容説明

五公十六王国時代と呼ばれる乱世。弱小国フルミネンセ王国の第五王女アリエルは鷹として羽ばたくのを諦め、爪を隠して生きていた。ところがフルミネンセ王国は同盟国の策謀により滅亡の危機に! しかし、それは彼女が、飛翔する好機を得たことをも意味していた。王女は槍の達人である直臣のスゼーデルと共に図らずも覇者の道を歩き出すことに――。白鳥士郎先生による作品解説を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

28
五公十六王国時代と呼ばれる乱世。弱小国フルミネンセ王国が同盟国の策謀により分割滅亡の憂き目に遭い、爪を隠して生きていた第五王女アリエルが雄飛の機会を得るファンタジー。たまたまアリエルが姉のリリエルとともに避暑地へ向かった時に起きた寝耳に水の侵攻劇。今回は個性的な登場人物たちの紹介や状況説明と危機からの逃亡がメインで、何の力も持たない現状ではどうしようもなかったですね(苦笑)ここで袂を分かった姉もまた数奇な人生を歩むことになりそうですが、次巻以降ゼロからのリスタートになりそうなアリエルたちの反抗に期待です。2015/10/30

真白優樹

14
幾多もの国が入り乱れる世界で国を滅ぼされた少女が僅かな家臣達と共に歩き出す物語。・・・今回はほぼ全てを失い身一つとなるが自由の身を得て、自由を得て少女が歩き出した下地を整える巻となっている。だが少女の元には様々な有用な家臣達が揃い、この先へと進むための土台は未完成ながらも中々にレベルが高いものとなっていると思う。・・・何もかもを失うも、その才能を留める枷は失われた。少女は語った己の野望を為す為歩き出す。彼女の道の先にあるものは何か、この先何が待ち構えているのか、その先は闇か光か。 次巻も楽しみである。2015/10/31

藤崎

12
乱世の続く世界で、小国の第五王女として大器を秘めながら王族としての義務を果たすため生きていた王女が、大国の暴虐で王女としての全てを奪われ、そこから自分自身の全てを始める物語。今回はキャラ紹介と物語全体の枠の開設が主。そして戦記モノで国を滅ぼされたなら、祖国の復興か敵国への復讐のために動くのが基本ですけど、その辺囚われず自由にこれからを考えているあたり、物語的な意味でも「枷」が外れている感じで、先が気になる内容でした。後はぶっちゃけ商業的な意味でどれだけ自由にできるかと言った所で、色んな意味で今後も期待です2015/11/01

N亭

10
大好きな感じの戦記もの開幕です♪さて、続きが早く読みたいですね。(o^-')b !2015/11/07

vava1355

10
プロローグ巻。祖国が滅び素寒貧で落ち延びるあたりまでは王道。主人公が祖国の復興とか復讐とかあまり考えていないあたり、どう転ぶか楽しみなところ。できれば女主人公(王女)である意味がちゃんとあるストーリーにしてほしい。2015/11/01

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