ガガガ文庫<br> 魔法使いの召使い

個数:1
紙書籍版価格
¥652
  • 電子書籍
  • Reader

ガガガ文庫
魔法使いの召使い

  • ISBN:9784094515527

ファイル: /

内容説明

ただの人間です。不器用だけど頑張ります!

両親を亡くし天涯孤独の身となった少女、ビアンカのもとに届いた差出人不明の一通の手紙。それは、とある家で召使いとして働くよう彼女に促す手紙だった。わらにもすがる思いから、その手紙に書かれた手順通りに従ったビアンカは――なんと、異世界へと飛ばされてしまう!
 しかも、働き口を紹介されたその家は魔法使いの家だった……。日がな一日研究ばかりしている尊大で気難しい魔法使いのエルヴィンと、小言は多いが面倒見のよい家政婦のメーネ。
 そんな二人のもとで暮らしはじめたビアンカだったが、生来の不器用さが災いしての失敗の連続にメーネは呆れ気味。そこで、面倒くさがり屋のエルヴィンは、自身が編纂した魔法辞典をビアンカに手渡し、一時的に魔法を使うことを“許可”するのだが、やがて彼女は魔法界全体を揺るがすような大失態をやらかしてしまう……。

 人間でありながら魔法使いの召使いとなった少女、ビアンカの失敗と成長の物語。

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

35
両親を亡くし天涯孤独の身となったビアンカが、差出人不明の手紙をきっかけに異世界で魔法使いの家の家事手伝いとして働くことになる…な話。優しい雰囲気のある童話テイストの作品。物語の展開はベタで分かりやすいけど、箱入り育ちでただの不器用な少女だったビアンカが頑張って仕事を覚えていく姿や魔法を使って人助けをしようとする姿は大変可愛らしく読んでいてほんわかしました。何の変哲もない普通の女の子が頑張る姿って何かとっても良いですね。前作とは全然違う作風だったけど、十分楽しめました。次回作も期待してます。2015/05/20

よっち

28
両親を亡くした天涯孤独の少女・ビアンカが、差出人不明の一通の手紙をきっかけに気難しい魔法使いエルヴィンの屋敷で召使いとして働くことになる物語。人並み外れて不器用なお嬢様育ちのビアンカが年齢よりやや幼い印象でしたが、小言は多いものの面倒見のよい家政婦メーネやお調子者の幻獣ポルスターに囲まれながら仕事を覚えていったり、覚えた魔法を使って人助けしたり、自らが犯した大失敗を挽回するため頑張るわかりやすい王道展開でした。予定調和を覆すような意外性はなかったですが、童話のような雰囲気が好きな人にオススメしたいですね。2015/05/19

アウル

23
箱入り娘でドジっ子な主人公ビアンカが様々なミスをしながらも少しずつ成長していく話。童話ぽい感じでラノベでは無いような気がするが、優しい雰囲気が感じ取れて読みやすかった。細かい所が明かされたりしていないのがちょっと勿体無い気がする。2015/05/22

わたー

19
★★★★☆なんだか海外の児童文学や童話の翻訳本を読んだような感じだった。前作とはテイストが全然違うので驚いた。ドジの見本のような少女、ビアンカが魔法使いの家でお手伝いとして働くという話。とてもほっこりしてよかった。話の展開としては王道で、意外性はなかったが、ただの人間の少女が頑張っている姿はグッとくるものがある。また、樽で空を飛んでみたり、野菜で魔法を使ってみたりといった点は斬新でよかったかな。ただ、言い回しに独特のクセがあり、少々取っつきにくかったかな。単巻で綺麗に纏まっていたが、続編がでるなら読みたい2015/05/20

KUWAGATA

12
童話風な味付けなど狙いは良かったけれどそれだけ。全体的に非常に退屈な印象しか残りませんでした。こういう作風なら、もっとサクサク読めてしかるべきだと思うのに、やたらと文字密度は高いし、何だかんだとラストはラノベ風に(全然面白くない)バトルに持ってくるし、何がしたかったのか、ストーリー的にもよく分からなかった。というかこれ、ただのマッチポンプじゃね笑?2015/06/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9702743
  • ご注意事項