角川スニーカー文庫<br> 僕らはみんな逝きている

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角川スニーカー文庫
僕らはみんな逝きている

  • ISBN:9784041028940

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内容説明

【クリスマスイブ前日】高校生の月夜見灰時は、街の図書館で水ヶ原水鶏と出会った。灰時と水鶏はまた図書館で会おうと約束した。【クリスマスイブ当日】空に象頭の男が現れ、一声鳴いた。殺戮がはじまった――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

29
クリスマスにリア充を爆発死させる謎の象が現れ、街がパニックに襲われる話。作品の設定や大量に人死にが出る展開は割と好みだったんですがそれ以外は微妙ですね。群像劇にしたのは良いけど各登場人物の掘り下げや心理描写が浅いせいで、物語にある緊迫感、絶望感が薄れてしまったように思います。これなら登場人物減らして、群像劇やめてた方が面白かったんじゃないかと。物語後半になって急に主人公たちが超能力使えるようになったり全体を通して甘さが目立つ作品でした。次回作買うかは悩むところ。2015/04/02

加速少年

9
パニックホラーとかサバイバル物が好きなので、割と楽しめた。けど、リア充爆発って……。もっと他にあったんじゃないかなと思った。B級映画みたいだ……。あと、某殺人犯ネタもなんか色々と不味い気が……。なんか色々惜しい感じのする作品だったな。続き出るのかな?出るなら買います。2015/10/12

T.Y.

9
世を恨んで死んだ少女が仕掛けた呪いにより、クリスマス前夜の武蔵野市に象頭の神が出現し「リア充」を爆発させて回る…。群像劇仕立てになっており、恨む者、パニック状況で暴走する者等色々な連中の闇を描けそうな仕様なのだが、いずれも浅くてこれといった味わいなし。終盤は主人公達が異能を得て的をあっさり撃破と腰砕け。道具立ては割と好みで、もしこれが『ザ・ワールド・イズ・マイン』みたいにハッタリの効いた漫画として描かれていたら「何だか分からないけど面白い」ものになったかも…と思ったりするが、これでは厳しいかな。2015/04/09

しぇん

8
やや微妙かな。一昔前のザッピングのノベルゲームのような感じで進行しますし、ボコボコ人が死んでいく不穏な展開とか試みは面白かったです。けど、人増やした代償か人と展開が何か薄っぺらい感じがしてしまう負の面を感じてしまいました。途中で神様もどきを仲間にする展開があるのもちょっとガッカリでした。続きは無いと思いますが、別作品が出るなら買うかも?あと、ヒロインの変な擬音は何か微妙に感じました、2015/03/31

ひのえ

7
内容としては好きな部類なのに、導入部が長いのと緊張感のなさ、グロを始めとする描写の弱さが作品の質を下げているのが勿体ない。というより全体的にインパクトに欠けるからパニックホラーがパニックしないのが致命傷。続きは怪しいけど、続きが出ると信じて待つ。2015/05/10

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