ガガガ文庫<br> 不戦無敵の影殺師

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ガガガ文庫
不戦無敵の影殺師

  • ISBN:9784094514766

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内容説明

ヒーローになれなくても、俺たちは無敵だ!

――この俺、冬川朱雀と相棒の少女、小手毬はこの世に必要とされていない異能力者だ――

「異能力制限法」により、現代、異能力の無断使用は厳禁され、異能力者はすべて社会から管理されている。活躍の場は安全が約束されているTVやエンターテイメントの中でショーアップされた戦いを「演じる」時にしかない。
だが、暗殺者の末裔で、苦しむ暇も与えず殺す「暗殺異能」に特化した俺と小手毬じゃ、地味かつ邪悪でTV出演など不可能、人気も出ないし仕事も来ない! 実力だけなら、どんな奴にも勝てる自信もあるのに、戦う機会が、異能力を使う機会がない!
そんな俺たちのところに、TVの中で最強と謳われる異能力者、滝ヶ峰万理からとある依頼がやってくる。それは本物の暗殺依頼だった。究極の選択を突きつけられた。俺たちは「悪っぽくて売れない」異能力者か、「本当の悪」の異能力者になるか決めねばならない……!?

「現実」の異能力者たちが交錯する、真の最強異能力者決定アクション!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

θ(シータ)

81
「小手毬、俺といつまでも戦ってくれ!俺のために。お前のために」これはどっちかというと社会人向けかな。異能力が禁止され管理される。異能力は実力よりも派手さが求められる。まさに現代に異能力があったならこういう風に扱われるんだなと思うね。社会の厳しさやお金を稼ぐ難しさも書いてありすごく現実味があるし。けど、その中で朱雀と小手毬の掛け合いはとても良かった。肉なしの肉じゃがって何だよとw朱雀は普段はダメ人間だけど意思が固まった時はやる男なのでカッコいい。けど、やっぱり小手毬が1番可愛い!!星四つ【⭐️⭐️⭐️⭐️】2015/12/21

よっち

37
「異能力制限法」で異能力の無断使用が厳禁される世界に暮らす「暗殺異能」に特化した冬川朱雀と相棒の少女小手毬の物語。事務所に所属しているもののテレビに出演して映えるような能力でもなく、密かに引き受けた裏仕事も失敗し、普通に生活しようとしたらむしろ小手毬がバイトで密かに高給を稼いだりとなかなか上手くいかず、ダメダメな生活一直線になりかけていましたが、そんな流れが続く中でも最後のチャンスを逃さずに活かしきった展開は良かったですね。葛藤したり愚痴の多い朱雀と、それを支える小手毬の二人の会話がじわじわ来る感じです。2014/09/19

半熟タマゴ

17
異能力者達が法律により力を制限されている世界での物語。能力的には強いのに戦うことを禁止されてるからその能力を発揮する事が出来ない主人公が悩み苦しみながらも前に進んでいこうとするのがよかった。マスター想いな小手毬ちゃんも可愛かったし。今度出る2巻も楽しみだ。2014/05/11

クロウ

16
実力より派手さが求められる、世知辛い異能力者業界の裏側を描くちょっと風変わりな異能バトルもの。小手毬と朱雀の掛け合いが好きだったけど、小手毬がバイト始めた時は心が折れるかと思った。朱雀が一気にダメ人間になったけど、その分後半で立ち直ってからはしっかり盛り上がって、面白かった。舞花に養ってもらいたい。2014/09/04

サキイカスルメ

16
面白かった!ただし、社会人向けという印象かなぁ。暗殺者の末裔朱雀と、相棒の美少女小手毬のお話。本格的な戦闘はラストのみでそれまでは仕事は辛いよ、なお話ですね。メインの登場人物が好きだったので舞花やみぞれと、朱雀・小手毬が会話してるだけで楽しかったです。序盤は時代や世間のせいにして愚痴ばっかりな主人公朱雀が、失敗と挫折を繰り返しながらも前に進んでいく姿がよかったです。共感する部分があったのは、自分も仕事をしているからかも。あとは小手毬・舞花・みぞれが、大変可愛かった。続きも楽しみです。2014/03/21

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