ガガガ文庫<br> 魔女は世界に嫌われる

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ガガガ文庫
魔女は世界に嫌われる

  • 著者名:小木君人【著】/そと【イラスト】
  • 価格 ¥627(本体¥570)
  • 小学館(2015/10発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094514216

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内容説明

少年と魔女の娘の世界を敵に回した孤独な旅

器職人の父親と幼い妹と3人で暮らす少年ネロの平穏な日々は、国王軍の襲撃により唐突に終わりを告げる。
 妹を背負い森へと逃げ込んだネロは、踏み入れたら二度と戻れない「不帰の谷」を抜け、とある古城へとたどり着く。そこで死の床に伏した魔女と、その娘・アーシェと出会った……。
 魔女の存在が忌み嫌われる世界で、少年と魔女との間で交わされた約束。それは死んだ妹を生き返らせてもらうことを交換条件に、魔女の娘を安全な地へと護送することだった。魔女に恨みを持つ人々や魔獣たち、さらには魔女を戦争に利用しようとする軍隊……。
 少年ネロは魔女の娘アーシャとともに、世界を敵に回すという辛く危険な旅に出る。少年と魔女の少女の恋と成長を描く冒険ファンタジー小説。

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

45
父親を微妙な罪で殺された少年が、森の中で魔女の親娘と出会い、妹を助けるために娘のアーシェと一緒に旅をすることになるお話。ファンタジーっぽい独特の童話テイストで、丁寧な文章は読みやすかったです。お城の外の世界を知らないアーシェと、最初は魔女に偏見を持ち、戸惑いながらも健気に頑張ろうとするネロの関係性は、その繊細な変化の描写がとても興味深くて、今後の成長を見守りたいと感じさせるものがありました。その二人の頼りなさを見ていると、若干今後の旅が心配でもありますが、次巻が出るそうなので、また読んでみようと思います。2014/01/15

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33
前作『森の魔獣に花束を』の世界観が大好きだったので、今作も同じような世界観+同じイラストレーターということで面白くないわけがありません。しかし緋緋色鉄の剣が前作に続き登場しましたねwwネロとアーシェの旅に出る目的と目的地が明確となっていて、話に芯ができており次巻も安心して読めそうですね。2014/01/19

ゴローさん

33
物悲しい世界観が気に入りました。ストーリーや登場人物達の言動に変な捻りが無く素直なファンタジー物となっています。これは小学生に読ませたい。長い旅のプロローグ的な話で大切な人との別れがメインとなっていてそれがより悲しい物語にしているんだと思いました。全体としては起伏の少ない展開でしたがそれ故にこれからの展開に期待が持てるので是非続いて欲しいです。2013/11/11

ダクヲス。

29
安心の小木先生作品。森の魔獣に~と世界観が似ているせいか童話調の話で、ネロとアーシェの心の距離が徐々に近づいていく様子は前作と似たような雰囲気を感じました。敵であるモーガンがただの悪ではなく相手の心を思いやっていたり、相応の覚悟を持って向かってくる様子には好印象をもちました。次巻でも活躍してくれたらいいな。今巻はまだ序章といったところで大きな起伏は見られませんでしたが、城の外に出た二人を待ち受ける旅に注目したいです。次も楽しみ。2014/03/28

あなほりふくろう

29
「森の野獣に~」の儚げで優しい雰囲気はそのまま、第一話・完だった。目的地はあれど逃避行となる二人(と蝶が1羽)の、多分に心細いであろう旅路とその中での成長をみたい。これはあくまで導入部、物語はこれから始まる。2013/06/20

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