ガガガ文庫<br> RIGHT×LIGHT11~黄昏の王と深緑の巨臣~

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ガガガ文庫
RIGHT×LIGHT11~黄昏の王と深緑の巨臣~

  • ISBN:9784094512502

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内容説明

壮大なるクライマックスへと向かい始める!

『お兄ちゃん、大丈夫だよ。あたしたちなら――大丈夫。きっと全部、取り戻せる』
僕の胸の内側から由衣の声がする。
――ああ、そうだな。僕は右腕の手首に嵌った銀色の腕輪を撫でて、心の中で由衣に答える。ここには由衣がいる。《魔狼》を御する、《魔銀の鎖(グレイプニル)》の力を持った僕の妹が。
「啓介くん……」
そして、隣にも僕を支えてくれる人がいた。僕の左手にそっと絡められる柔らかな指。肩までの艶やかな黒髪を揺らし、透けるような白い肌の少女。
「私、守るから。今は啓介くんの方が強いかもしれないけど、それでも啓介くんを守るから」
「――分かった」
彼女――友月未由。僕のクラスメイト。戦いを共にした仲間。僕が最初に「近づきたい」と思った人。そして今は……。

≪流れし星竜≫の背に乗り、ケースケと未由が≪方舟≫から再び美傘市に舞い戻る! エノクに敗れた屈辱の傷も癒え、ついに始まるリベンジ戦!
 大興奮の魔法学園シリーズ、いよいよ壮大なる神話がクライマックスへと向かい始める!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

7
12巻フィナーレの前に未読の前巻読み。2011/05/23

カインズ

6
【暗さの中で見える強さ】与えられた選択を選ぶことを拒み、もがく姿が印象に残る一冊。緊迫した空気の中で、どこかマイペースな姿を見せる友月が愛らしかった。アリッサの力強い言葉も素晴らしい。しかし、選ばないのは良いのだが、そのせいで女性陣の間に別の争いが生まれているのは、どうなのだろうか(笑)?バトルに関しては、敵にあまり魅力が感じられないため、こちらの争いの描写に注力して欲しいと思ってしまった。2011/08/16

あかなぎ

3
最終決戦で啓介たちが戦いを繰り広げる11巻。まさか最後にどん底に突き落とされるとは思ってもみなかった。ここからどうやって物語を運んでくれるのか楽しみで仕方ない続編。選べないが本質の主人公はこの恋愛模様で誰かを選べるのかな? 選んでほしいけど、選ばない選択肢でもいいとも思えてくる。とにかくハッピーエンドで終わればいいな。2011/03/18

フェイン

3
話の端々から嫌な予感はしてたんですけど……こんなラストだなんて。未由と啓介の協力戦ですごく燃えた後だったから余計沈みました。 次でクライマックスみたいですが、「選べない」啓介はアリッサと未由のどっちを選ぶんだろう……。2011/02/07

ウラー

2
たいへん良かった。決戦を前にヒロインたちと「この戦いが終わったら……」と約束する場面が、とても気に入った。名言も多かった。「希望は自分の外側にもあるのよ」とか「この手は空っぽじゃない。仲間と――繋がっているのだ」とか「私の怒りは……私の全ては、あなたになんか渡さない」とか。こういうのメッチャ好みだ。また陽名が脅威のいじらしさを見せた。なにこれかわいい。2014/10/28

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