ガガガ文庫<br> RIGHT×LIGHT12~繋がる声と届く指先~

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ガガガ文庫
RIGHT×LIGHT12~繋がる声と届く指先~

  • ISBN:9784094512748

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内容説明

長き物語がいよいよ終結する!!

「へ……? 夢?」
僕の記憶は、アリッサを覆い隠した緑の蔦が迫ってきたところで途切れた――。そして再び瞼を開くと、そこにはアリッサの姿も未由の姿もなく、ただ懐かしい町――故郷の奈波の景色がどこまでも広がっていた。そのなかにぽつりと由衣だけが居る。
「この町は、お兄ちゃんの見てる夢。でも、ただの夢じゃないよ。異界の天使が創り出した「幸せな世界」。光る葉に願った人たちが見る幸せな夢」
僕は思い出す。三年前の海難事故こそが僕の最大の不幸だった。だからいま目の前には事故が起こらなかった世界が創られている。アリッサもいない。未由もいない。でもここでは両親と由衣が生きている、ずっと求めてやまなかった「当たり前の日常」が続いている。僕が現実に絶望したから――この「不幸」が存在しない場所に僕は囚われてしまったのか。あの時――アリッサの剣は折れ、エノクの樹に取り込まれた。その後どうなったのか、いくら記憶を辿っても思い出せない。もしかしたらここはエノクが神になったあとの世界なのかもしれない。全てはとっくに手遅れなのかもしれない…。
壮絶なる魔法戦、決着! ケースケとアリッサ、そして未由の未来は…!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

12
実に見事なフィナーレ。あくまでも第一部の終焉でシリーズはまだ続くようだがとにかくラストシーンは決まるは終盤のある場面では涙が出そうになった。これは一巻からリアルタイムで読んできたのも強かったからだと思う。最初は特に思い入れのない作品だったが良シリーズに成長した感がある。新たな開幕を静かに待ちたい。2011/05/23

カインズ

8
【ナイス開き直り】最悪で最高の告白シーンが光る一冊。最初は、独りぼっちだった主人公が皆の力を借りて敵に勝つということそのものが、このシリーズのテーマを体現していたように感じました。惜しむらくは、取って付けてきた感が出てしまっていたため、エノクの過去をもっと早い巻で詳しく描いてほしかった。啓介と重なるところもあったので、もうちょっと上手く見せられたんじゃないかと。由衣に関しては、個人的には少し残念な結果に。ラストのそれぞれの視点からのシーンからは、寂寥感と希望が伝わってくるし、エピローグも清々しい物でした。2011/08/16

和尚

8
不自然なりに自然な終わり方。ってか、どっちのエンドでもなく、二股の宣言しての一部完結?刺されてしまえ啓介。次からは日常編ということで、まぁ続編があるなら読もうかな。名前通り、ライトノベルって感じでなかなかでした。2011/07/18

あかなぎ

7
12巻まで続いてきた今作ですが啓介の「手放さない」という本質を持ってるからこそこの終わり方がすごくしっくりときます。むしろこういう終わり方は大好きですね。さらに良かったのは敵側だったエノクの結末の方も描かれていたことにも好印象。ハッピーエンド万歳! それとダブルヒロインのエンドで終わりかと思いましたが今までが「天牢編」で次から「日常編」の開始でラブコメ分増量だそうでちょっとラブコメ成分足りなかったかなと思ってた自分としてはすごく楽しみで待ち遠しいです。2011/07/04

コリ

7
文句なしの決着。エノクと鈴の結末がちゃんと描かれてて良かった。なかなか悪くないカップリングだと思う(笑)啓介は色々な意味で前途多難かと。色々、ね(笑)次巻からの糖分増量に大いに期待。デレッデレなアリッサと未由を待ってます(笑)2011/06/02

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