内容説明
秘められたもうひとつの物語が動き始める!
太陽の光が、1年半ぶりに帰ってきた町を照らしていた……海難事故で家族をなくした啓介が、半人半狼となって蘇った妹と、アリッサ、友月を連れ、久しぶりに故郷の地を踏んだ。悲劇の過去と決着をつけるために……。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カインズ
3
【危うさの中の楽しさ】楽しそうではあるものの一歩間違えると地獄に踏み込んでしまいそうな空気が漂う一冊。今回は、啓介と由衣が過去へと向かい合う回となった。叔父の家での友月とアリッサの行動が対照的で面白い。友月は、妖しい魅力を身につけて、性格もアグレッシブになったけど、この先どうなってしまうのだろうか?2011/08/13
ウラー
2
過去と向き合うために帰省した啓介らを友月家の闇が襲う。誰の手も掴めないというトラウマは消えたのではなく、誰の手も離せなくなっただけだというのが印象的だった。2014/09/25
晦夢
2
やっぱり面白い。大好きだな。段々と重い話になってきて、未由が……。この重いところも好みだな。未由は可愛いな〜。そして、啓介は何も選べない……。2013/07/09
あかなぎ
2
友月家があそこまで怪しいことたっぷりだったとは。魔術+伝奇要素?も加わったようで飽きを感じさせずに読めます。浴衣のイラストもグッド!2010/09/01
アイギス
2
未由がクロくて怖い・・・。この作品はどちらかを贔屓せずダブルヒロインでいってるところがいいですねぇ。光のヒロインアリッサに闇のヒロイン未由って感じかな。今巻で選べないんじゃなくてアリッサや未由を選んでるって断言したからには是非とも最後までダブルヒロインでいってもらいたい。2010/01/12