内容説明
「だーれが、幽霊女ですって?」
全寮制の学校に転校してきた中学三年生の啓介。彼は右手でコインを消す不思議な手品が得意で、クラスでも一目置かれていた。しかし実は、握ったものを本当に消してしまう魔力を宿していたのだった…!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たく@ぼっち党員
7
ファンタジーとSFの中間みたいな異能モノ。中の下かな。テンプレチックな導入でした。主人公の能力がどうみても上条さんの下位互換です。ただ、能力を得た過程とでも言いましょうか、「もう抱き締めることができないッ」みたいなところはポイント高い。プロローグがよくある妹と生き別れ。どうも盛り上がりきらなかったな。続きを9冊も買っているのですが、続きを読む気にはなれないですね。2014/01/26
彼方
4
魔術が主設定の異色マジカルコメディ、コメディと言えるほど明るくなかった気がしますが…、中々面白かったです。主人公の右手で掴んだものを消す力は禁書と似てますが差別化が図られていてあまり気になりませんでした。啓介がアリッサと出会って過去を受け入れ行動してく様は良かったですがジン、冬上と行為がゲスい、結末も具体的にわからないとうーん…全体的に重かったのでカタルシスが足りなくもう少し綺麗に終わらせてほしかったですね。友月より冬上の方がキャラデザが好みなのはなんか悔しい…。すっきりしませんし次巻も読んでみようかな。2015/09/28
コリ
4
面白かった。まだまだ始まったばかりで、奥深い世界観の底が良い意味で見えない。期待のシリーズ間違いなし!友月が少しずつ心を開いていく描写にニヤニヤ(笑)2010/10/13
ずんぺ
3
異能ものと、ファンタジーが混ざった、テンプレ的なラノベでしたが、かなり面白かったです。他人も、自分自身すら信じない、他人を助けるのに見返りを求めない孤独な主人公。主人公のトラウマと能力が交錯していてるところが良かったです。右手の能力は、どこぞやの幻想殺しさんと被っているのでここが違ったら結構良かったと思います。魔術の設定が予想以上にしっかりしていて、頭の回転が追いつきませんでした。続きが無性に気になるので、早く次巻が読みたいです。2014/07/15
晦夢
3
やはり面白い 主人公の啓介がかっこいいな 他人に何も期待していない、見返りも求めない、そして他人も自分も本当は何も信用していない主人公 いいね2013/06/01