ガガガ文庫<br> 羽月莉音の帝国5

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ガガガ文庫
羽月莉音の帝国5

  • ISBN:9784094512427

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内容説明

新頭取、爆誕! そして中国進出!?

殺すか殺されるかの死闘を経て、日本右翼の巨頭・海胴総次郎になぜか気に入られてしまった莉音と俺。その不可解なツンデレぶりにはふりまわされるばかりだが、一難去ってまた一難。

リテール部門における利率の高い定期預金と、中小企業への無担保融資とを特徴とするビジネスモデルをもつ、日本商業銀行を買収した俺たち革命部。だが破綻寸前の経営状態にあったその銀行の頭取は、なんと後継者を勝手に指名し、株式を譲渡して消えてしまった――。想定されうる限りで最悪の人間を新頭取に据え、そのやりたい放題の暴走を横目に見ながらも、俺たちは銀行の経営状態を改善させるべく、高いリスクを承知で利益を上げるために銀行の投資銀行化を画策する。銀行に巣くっていたタチの悪い連中との丁々発止の交渉を進めながら、だ……。

そして革命部はついに世界進出の一環として、自ら開発した画期的なファイナンスのスキームを用いて、中国全土での衣料事業を展開させる・・・のだが。

チャイナリスクを乗りこえて、俺たちはさらなる拡大を遂げることができるだろうか?

世界最大スケールに向かってぶっ飛ばす、まったく新しい起業ライトノベル第5弾!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

26
シリーズ第五弾は、恒太が頭取になった事で生じた問題を解決するために中国で事業拡大を図る話。遂に国外が舞台ですか。舞台が変わったのに、やってる事はこれまでと一緒で買収メインっていうのはちょっと残念。怒涛の展開で進んでいくのは面白いけど、やってる事はあまり変化が無いので何か飽きちゃうんですよね。まぁ中国編は次巻が本番っぽいので、そこに期待してますが。しかし中国の独裁体制をラノベで取り上げるとは思わんかったな。作者さんの発想力には毎回驚かされますわ。次巻どうなるのか楽しみです。2015/10/08

miroku

14
中国情勢が不安定なのは困ったものだ。頑張れ革命部!2015/06/10

CCC

9
恒太無双に始まって、やくざにチャイナリスクな巻。落としどころが見えないままに、ひたすら話が大袈裟になっていくのが面白い。2017/07/14

霧間

9
ギガス凄いな。はた迷惑度が半端ない。宇宙事業も楽しそうだったけど、証券ね。中国の歴史授業めいたところもありましたが、次巻でどうなるのか気になるところです。ただ、話的には革命の準備段階なんだと思うと、途方も無いな。考えぬいた末になにもしない、考えぬいた末に革命をすることにした、面白いなぁ。「考えぬいて」結論をだすひとはどれだけいるんだろう。2015/10/26

リードシクティス

9
革命部が日本を飛び出して海外へ進出する巻。最初の舞台は中国。この作品が書かれたのは尖閣問題よりも以前だが、中国の政体やチャイナリスクなどについて詳しく描かれており、非常にタイムリー。また、サブプライムローンについても説明がされており、自分はこれを読んでもあまりよくわからなかったのだが、とにかく非常に勉強になるラノベ。2013/12/05

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