ガガガ文庫<br> ほうかごのロケッティア School escape velocity

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ガガガ文庫
ほうかごのロケッティア School escape velocity

  • 著者名:大樹連司【著】/しずまよしのり【イラスト】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 小学館(2015/10発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094511789

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内容説明

ボンクラたちの自作ロケット打ち上げ計画!
何もかもが、順調なはずだったオレの学園生活。あの電波女が来るまでは……。

「私の“友達”を宇宙に返して!」電波女に弱みを握られたオレに与えられたのは「携帯電話を人工衛星にする」というバカげたプロジェクト。
高校生が自作ロケット? ほかに行き場のない連中の現実逃避だろ!? オレの心配をよそに、ひと癖もふた癖もある連中が集り、ロケット制作は始まった。

カウントダウンの先にあるのは、バカげたドリーマーの自爆行為か、教室という箱庭からの脱出かーー。青春と妄想をのせたロケットが今、宇宙へ「リフトオフ」する!

『ぼくらの』『スマガ』などのノベライズも手掛ける大樹連司のオリジナル作。
『夏のロケット』『王立宇宙軍 オネアミスの翼』『夏のロケット』などにインスパイアを受けた熱き「宇宙への想い」が炸裂する青春小説。

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

45
再読。過去に傷を持つ少年と少女が出会い、夢に向かって走り抜く物語。何度読んでも素晴らしい。スクールカーストを背景に、落ちこぼれの少年が1人の少女と出会い、個性的な仲間と共にロケットの制作を進めて行く中でロケットにのめり込むようになる姿を描いた熱血青春ストーリーです。狭い箱庭を飛び越えて、たった一つの夢を実現させる為に突っ走る彼らの姿は最高に輝いており、読後は爽やかな気持ちで満たされました。一番の見所は挫折から再び立ち上がるシーン。あそこは本当熱くて胸にグッとくる。青春のエネルギーを感じさせる大傑作でした。2016/05/08

coco夏ko10角

30
みんなでロケットをー!というひたすらキラキラ青春小説かと思ったらスクールカーストなど苦さも。途中ちょっと、な箇所もあったけど、やはりロケットの場面はいい。2016/10/24

ABCorenge

9
ラノベにしてはいい出来。なんというか、プロジェクトぴあのの縮小版みたいな感じだった。ラストの盛り上がりは、予定調和と分かってても熱くなるし、ハッピーエンドはそれだけでいいものだ。2020/06/23

空箱零士

9
★★★★☆ 何か大それたことをしたかったわけじゃない、何かを変えたかったわけでもない。ただ、それを成したかった。かつて自ら殺した自己を取り戻すだとか、不毛な学園の箱庭ゲームをぶち壊すだとか、あるいは誰かのためだとかそういうことではなく、ただロケットを打ち上げたくて。目的ではなく手段であり、理由ではなく情動であり。何かを成したから何かが変わるのであって、決して逆ではない。翠がドライに言うように、それっぽい理由付けは可能だろう。けど少なくとも、どんな理由をつけようとも、その情動を止めることは何者にも出来ない。2017/03/30

訃報

9
「ロケットはシグルイなり」でワロタ。あまり驚きはないが終盤の勢いは素晴らしい。青春小説としてのテーマも描いているのだが、答えを出さずにぶっ飛ばし、無理矢理ハッピーに持っていくのが良くも悪くもこの人の持ち味だな。参考文献の多さにビビる。真面目な人だ。惜しむらくは人物描写のリアリティとオリジナリティの無さか…そこはテーマと同様開き直っている感があるんだよな。これはこれで良い仕事だが、やっぱり二次創作的なものを書かせた方がいいんじゃないか。好きなものへの熱意が半端なくてそれが創作意欲になる作家だから。『ぼくらの2013/11/12

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