ガガガ文庫<br> 羽月莉音の帝国4

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ガガガ文庫
羽月莉音の帝国4

  • ISBN:9784094512304

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内容説明

原子力企業買収なるか? そして銀行設立?

日本からの独立をめざす部活動・革命部は、法人化、上場、ヤクザとの抗争、日本一の衣料グループ買収と、超スピードで展開してきた。部費は現在1兆8650億円!(※部費は革命部グループのバランスシートの左側、つまり資産の部の合計額)

革命部の創設者・羽月莉音の次なる目的は、建国にさいして発生するだろう日本やアメリカの軍事的介入に対抗すべく、抑止力としての核兵器を開発すること。
というわけで世界最大の原子力企業をグループ傘下におさめるEEにTOB(株式公開買付)をしかけることになった革命部。
しかしEEの時価総額は14兆5000億円。規模があまりにちがいすぎ、フツーに戦ったら話にならない!
そこで革命部が取ったアクロバットな手法が4巻ではあきらかに……!!
EEとの丁々発止の交渉もさることながら、予想外の横槍が莉音や巳継を狙い、二転三転――の果てに、この巻ではなんと銀行を革命部グループに取り込もうということに。
証券会社は比較的簡単につくれても、銀行設立のハードルは非常に高い。そんな日本の常識をぶち破り、革命部、4巻めもやっちゃいます!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

41
シリーズ第四弾は、日本の裏社会を支配する男・海胴の魔の手が革命部の面々に襲いかかる話。元CIAで裏社会だけじゃなく、マスコミすら自由に動かせる爺さんの登場ですか。巻数を重ねるごとに展開、登場人物のぶっ飛び具合がとんでも無いことになってますね。これだけ広げた風呂敷をちゃんと畳むことが出来るのか、ちょっと不安になってきました。物語の展開としてはなかなか面白い事になってるだけに、尻すぼみにならない事を祈るのみです。ギガスが覚醒したりと、今後の展開も全く読めないので次巻も楽しみにしてます。2015/10/07

miroku

16
ついにやつが表舞台に! ある意味、革命部最大の危機到来か!?2015/06/08

リードシクティス

11
原子力企業買収、日本政財界の黒幕との闘争、銀行買収と盛りだくさんの内容で、とてもラノベとは思えないような話の密度。企業買収を巡る駆け引きのくだりは相変わらず面白い。ただ、女子高生が得意の武術で並み居るヤクザをバッタバッタとなぎ倒すあたりは、急にラノベであるということを思い出させられ、ちょっと醒めてしまう部分も。どうでもいいけど、自民党は作中で実名NGなのに、田中角栄はOKなあたりが、基準がいまいちよくわからない感じ。2013/11/27

とろろろ

11
3巻に続き「古歩道ベンジャミンによろしく」の陰謀小説が続く。EE買収戦に対マスコミ。革命部 対 東丈会、莉音 対 海胴と「ラノベらしい」見どころ満載の4巻。今回はオッサンとジジイがたくさん活躍するよっ!ジジイがデレるのが最大の萌え場……というのはラノベとして間違ってると思うけど、舞台と物語が噛み合って抜群の面白さですね。戦後日本におけるCIAの工作は触りしか知らないけど、海胴総次郎の元ネタは笹川良一と正力松太郎あたりなんでしょうか。2013/05/26

なつきネコ

9
本当に恐ろしいメンタル攻撃、おのれ、マスゴミめ。ヤクザとの戦い、恒太のギガス発動での逆転劇は笑える。しかし、海胴総次郎にモデルがいたとは本当に昭和史の裏側は恐ろしい。恒太の調子乗りパターンから、転ぶかと思えば、まさかの銀行頭取へと転身、アァ、続きが楽しみ。2014/05/16

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