内容説明
竜と戦士が争う世界で生まれた、新たな嘘。
ここは竜と人が争う剣と魔法の世界。凄腕の剣士であるノラと、天才魔道師のアイ。そして、竜でありながら、彼女たちと行動を共にするフレイクの三人で構成されるギルド・グライズは、稀少な結界術師の卵である少女・カーネスを王都まで送り届けることになる。
苛酷な戦いが続く中、宿敵ウォーフィア、そして新たな高位竜シェルグーヴを辛くも退けたグライズ一行。だが道中、一度は仲間となったシェリーの裏切りによりカーネスを連れ去られてしまう。裏切りに心を痛めつつ、シェリーを追いかけるが……シェリーの『嘘』はこれで終わっていなかった―――
怒涛の展開を繰り広げる、異世界ファンタジーバトル第３弾。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
9
全4冊の3巻目で起承転結の転にふさわしく波乱の展開。話のスケールが大きくなった分主人公チームの活躍は後半ほとんどないが次巻完結編でいかに見せ場を作って風呂敷を畳むのか、期待したい。2012/11/13
ころん
5
シェルグーヴと戦い消耗したアイとフレイク、シェリーにカーネルを連れ去られたノラは、合流地点を目指して進み続ける。しかし、その裏側ではシェリーの策略が着実に進行していた。シェリーさんまじ。シェリーさんがラスボスなのかなってくらいのシェリーさん無双だった。負けっぱなしのグライズがどうやって反撃するのか楽しみ。ウォーフィアもこれで退場ってことはないだろうし。1巻を読んだ頃は優しい雰囲気のする物語だと思ってたけど今となっては跡形もないなぁ…容赦なく死んでいく、人も竜も。せめて最後はハッピーエンドでありますように。2012/07/02
無銘
4
シェリーの裏切りによって奪われたノラを奪還すべく追撃するアイたち一行。バトルでは一切負けなしだったが、そもそもそんなに連戦する時点でシェリーの目論見に嵌められてるわけで、目的を果たすという意味では大失敗。もはや未曾有の惨事は避けられそうにないが、どう決着を付けるのか。次が楽しみです。しかし、王宮で嘘の立場に収まっていた彼女の扱いが色々と勿体なすぎる。実力といいバックグラウンドといいもっと話が広げられそうだったのに。2012/08/09
森恭次郎@お日さま役者
3
読了。ついに城下決戦。偽者の癖に強いとかなにそれ凄い。しかし宝物庫のイメージが思いっきり某学園都市の某施設にしか想像できないｗ次が最終巻かな。もっと３人の活躍がみたいけど。そんな物寂しい気分で続刊楽しみにしてます。2012/06/30
みずまさ
3
グライズ攻勢に転じてませんからっ！！とりあえず王都に向かっただけです。今回で竜王復活みたいですけど、どう考えてもシェリーの方が目立ちそうな予感が。そういえば、ルゥもイイキャラだったけどあっさり退場ですか。この作品、キャラの退場があっさりしすぎてるなぁ。2012/06/29
