内容説明
冴えない日々を送る伊勢伊織。高校生となり、彼はかつての友人で初恋の相手、水無瀬愛と再会する。しかし、愛はボカロPとして活躍しており、伊織では手が届かない程の人気者になっていた! 伊織は愛に近づきたいあまり、自分もまた数万再生の楽曲を作る人気ボカロPだと嘘を吐いてしまうのだった。伊織は幼馴染の凜や、文学少女の結城たちの力を借り、楽曲を作る決意をする。伊織は音楽で嘘を真実に変えられるのか!? 新世代青春小説のスタンダードナンバー登場!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T
5
かつての友人で初恋の相手・水無瀬愛と再会した伊勢伊織。ボカロPとして有名になっていた愛に近づきたいあまりに、自身も人気ボカロPだと嘘をついてしまった伊織は、楽曲を作る決意をする。果たして彼は嘘を現実にできるのか。恋愛方面の話はそこまで強くない印象を抱きましたが、伊織が自分の気持ちや周囲の助けなど試行錯誤しながら楽曲を作り上げていく過程が良かったです。また、ボカロ楽曲のどういう風に作られるのかが素人目線で書かれているので読んでいて楽しかったです。2021/10/03
登良
4
中古で108円で売ってあったとしても買わない。2014/12/10
bluets8
4
うわぁ……(ドン引き) 草食系なのにナルシストな男子高校生の妄想を垂れ流しただけ、みたいな。血がドバドバ出るわけでも悪趣味なわけでもないのに、ここまで生理的に受け付けない小説は初めて。2014/11/01
湯立
2
決して悪い作品ではないと思うのですが、主人公に対しては好き嫌いがはっきり分かれてしまうかな、と感じました。2014/11/03
たにやん
1
咄嗟についてしまった嘘を現実にするためにボカロ初心者の主人公が仲間の手を借りてボカロ曲を作るお話。ボカロってこういうふうにして作るのかってのが学べる作品、その辺りはわかり易く描かれていたと思います。ただギャグが面白くなかったのと登場人物に魅力を感じることが出来なかった為にそこまでのめりこめなかった。2014/12/01