内容説明
被告の家族に刺され死を覚悟した瞬間、検察官の大樹は異世界へと召喚された。そこはなぜか日本の法律が使われ六法全書が聖典のように扱われる世界。大樹は弁護士として弱き者の味方となるべく立ち上がる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真尋
3
異世界に召喚され、第二の人生を正しい法律家として奮起する異世界ファンタジー。『漫画で読む法律知識(子供向け版)』程度の法知識しか扱われず法廷小説としてはレベルは低いけれど、無知の人と相手に舐めプしていた敵が本職の主人公にボコされる様は勧善懲悪な王道物として楽しんで読めました。イラストは90年代のラノベのようで何な懐かしい。キャラも全員が立ち位置をしっかりしているし、主人公が宣戦布告する場面はそれまでの過程もあって熱い場面。ただ、ユワワはウザくアホの子なのが読んでいて癇に障る。エレナさん教育能力なさすぎ。2016/06/05
hiroko
2
法律知識全くないけど(全くないせいか逆に)面白い切り口だなあと興味深く読んだ。 続き読みたいなと思うが、あまりシビアな展開になっても、ご都合主義になりすぎても どっちの展開でも興ざめしそうだから、次の巻次第かなぁ。2016/12/09
nawade
2
★★★☆☆ MFブックス初オリジナル作品。9月発売を前に2週間限定で無料公開中。現実世界で父の冤罪の無念を晴らすために体制改革を実現するために検事になった七階堂大樹はいつの間にか体制に取り込まれていた。異世界転生した彼は法により苦しめられている亜人達を目にし、改めて体制の改革を目指す。検事になるために勉学に全てを捧げたはずなのに何故かオタクっぽい主人公に馴染めなかったり、色々と拙いところが目について前半は楽しめなかったが、後半は勢いがあってまま楽しめた。それでいいのか?と思うところもあることは否定しない。2014/07/29
フロッグ
1
ややツッコミ所はあるし、法学専攻の人が見たら噴飯物の内容だろうとは思うが、発想は良かったし展開もベタだけど読んでて面白い作品だった。次巻を早く読みたいと感じた2015/02/06
菊地
1
六法全書の文言の曲解・杓子定規な解釈と、不正行為によって不当判決を勝ち取る敵検事に対して、主人公がその世界では周知されていない判例を使って闘う話。2014/10/11