内容説明
炎竜ゲンシャスを従え、帝国に反旗を翻したノルニコム当主エレシア。皇帝ヴァリスの命で、圧倒的な兵力で彼女を追い詰める将軍グラウス。そして、ナクテ領には若き帝位継承者セナトが舞い戻っていた。それぞれの想いがうずまくなか、フィンら《北部天竜隊》はついにナナイスへと帰還。(そうだ、ここからまた始まるんだ)再建を誓う時、フィンは天竜レーナにある“お願い”を打ち明けられ―― ※作品の表現や演出を考慮して、電子版は本文縦組で制作しております。また一部のページを改変しております。※
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
綾乃
3
レーナがピュアすぎる・・・。 まあ、テーマカラー(?)も白ですものね。 個人的にはエレシア&炎竜シャスとか青霧さまとかの大人チームが好みです。どちらかといえばガッツリなファンタジー系ですが、所々ラノベ風に息抜きができるカンジで、こういうのも読みやすくいいですね~。2018/09/19
Ency [L-N]
3
ディアティウスがノルニコムと戦火を交える中、北への帰還を決意し準備を進めるフィニアス達は、グラウス将軍からある事を頼まれ…、3巻でした。レーナに見初められて<竜候>になったフィンの異質さが、小セナトの言から推し量れるカンジ? そのフィンは<竜候>の力によって見える様になった、「人の内にある光の色」とどう向き合っていくのか…、みたいなカンジの展開だったなー、と。フィン自身、すべてをどうにか出来る訳ではない事を身に染みて判っているが故に、様々な事を目にしたフィンが何を見出すのか、みたいな所だろうかなー、とか。2015/05/06
おざみ
2
闇の獣を排除するのではなく共生しようとその方法を探りながら故郷へ。常に前向きに進むフィン達。一方、帝国の方がどうなるのか小セナトの事が気になる。2017/06/28
dorimusi
2
ナナイスに帰還から復興あたりの話。他の人も書かれてますが復興が結構あっさりしてる気はします。まあそこが書きたいところではないんだろうなとは思いますが最終巻に向けてひっそりと事態が進行していると言うことかと。面白かったですがあっさりとか軽い感じはするので重厚なファンタジーを読み慣れている人には物足りないのではと思いました。2017/02/06
toriko
1
ナナイスが地道にたてなおっていくのにほっとする。レーナはかわいいねぇ。奥さんにして?はどんな殺し文句か。周囲の反応とフィンの煩悶のズレにわらってしまった2015/03/14