内容説明
「ほら、あんたも手伝って！」 飯山一家＆真哉が揃ってやってきた桃香たちの母方の実家。そこは、「ええ。古い温泉旅館なんです」 自然に囲まれたふるさとの景色の中、真哉たちは露天風呂に山菜採りにと解放感最高の家族旅行を満喫！ ところが―― 「優希、上手に描けないの……」 珍しく優希が絵のことで悩んでいる。彼女にとって難しすぎる『宿題』の中身とは？ そして真哉は、この決して叶うはずのない願いにどんな解決策を照らしだすのか――。ふふふ、社長。そんな優しい力の使い方もご存知なんですね。極上ハートフル＆家族の絆が奇跡を呼ぶ、幸せ満開の第７弾！！ ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤崎
6
今回はアットホームに立ち返って、３姉妹の家族話。家族ネタの定番イベント、墓参りに絡めて三女の母親の想い出を求める我儘とか、読む側の涙腺の弱点を心得てる内容で、いい意味で実に卑怯。全体的にも舞台を故郷に移した効果か、いつもとはちょっと雰囲気違って、けれど根底は変わらないままでまとまってていい感じ。そしてラストは、「この世には２つの事柄がある。科学で説明できることと、科学で説明する必要がないことだ」みたいな展開が、家族モノとトンデモ技術ネタの間を綺麗に埋めてくれた感じで、完成度の高い融合が見られてよかったです2014/10/18
水無月冬弥
5
#ラノベ 相変わらずの面白さでした。いつものように衛星や財力で解決していくわけですが、一番のキーポイントが本当の奇跡というのが憎いですね。しかし、莉子ちゃんがんばっているのに。桃香が一歩リードしていますよねえ。2014/03/23
加賀ますず
4
家族の中で、自分だけが知らないお母さんの顔…。夏休みの課題で家族の絵を描くことになった優希ちゃん。しかし早くに亡くなったお母さんのことがどうしてもうまく描けなくて…。天真爛漫で飯山家のマスコット的存在の優希ちゃんにも、しっかりと悩みであったり苦しい部分があって、そういった難しい感情を真正面から丁寧に描いてくれる、作者の気骨と巧さが作品の暖かさに繋がっていることを再確認。2019/12/28
コウ
4
自分はこういう話に本当に弱い。余裕で涙腺崩壊しました。今巻は優希がメインであり、飯山家の母親のストーリー。故人との想い出、記憶。優希がこの巻を通して手にしたかけがえのないもの。そして衛星関連についてもいつもみたいに敵倒すというより、優しさ溢れる使い方の方が主でしたね。2017/04/05
にゃら～ん
4
今回は非常に感動した！いい話だったな～！2014/06/14
