角川スニーカー文庫<br> 僕の魔剣が、うるさい件について

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角川スニーカー文庫
僕の魔剣が、うるさい件について

  • ISBN:9784041000410

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内容説明

祖父の遺品からリクが見つけたのは、意志を持つ日本刀だった! リクによって《夜来たる/Nightfall》という名を得たその魔剣は、美少女の姿で実体化。しかしことあるごとにリクを罵倒しまくる超毒舌娘(でもちょっとツンデレ)だった……。そんな彼女の目的は、他の魔剣たちをブチ折りまくって最強唯一の魔剣になること! リクが嫌がるのもガン無視で、次から次へと襲いくる魔剣遣いとの闘いへ突き進む《夜来たる》だったが!? 意志持つ魔剣たちの異種格闘バトル、戦闘開始!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

T.Y.

13
高校生の早瀬吏玖は祖父の屋敷の倉庫で美少女の姿になれる(正確にはヴィジョンのみだが)魔剣「夜来たる」と出会い、互いを折ることを目的とする魔剣同士の戦いに巻き込まれることになる。いかなる事情があろうと戦いは不可避で結末も容赦ないドライさ、外見は美少女でも同じ魔剣を折ることのみを目的とする魔剣の思考の人間との相容れ無さ、それに思考レベルで人間を離れていく主人公の恐怖と葛藤と、デビュー作からこの作者らしさ十分(魔剣の名前がSFネタというのも)。コンセプトとしてはバトルロワイヤルだろうか、ひとまず続きも読もう。2015/08/03

ABCorenge

9
裏世界ピクニックの著者だからと、少なからず期待して読んでみた。ラノベの王道というか、平凡な高校生が突然魔剣を手に入れて、というテンプレから話が進む。つまらなくはないけど、平凡。夜来たるの過去や、結社とか敵組織については少し興味が惹かれたけど、続きはもういいかな。2020/01/20

ヴィオラ

8
日本SF界を席巻している(かもしれない)百合ワールドに乗り遅れないように「裏世界〜」を…と思ったけど、これ!と思った作者の本は一通り読みたい欲が出る人なので、まずはここからw それほど驚きのある話では無いけれど、とりあえず楽しいw 作中に出てくる魔剣の名前が「夜来たる」に「凍月」、「虎よ、虎よ」と来れば、それだけで楽しくなっちゃうチョロい人間です(^◇^;) 特に、数ある中で「凍月」をチョイスする辺りのセンスには惚れるw2018/05/06

ぶるっちゃ

8
内容は結構しっかりした伝奇バトルロイヤルもの。ラノベだけど戦闘になれば結構エグい怪我をするし、痛みの描写も手を抜かない辺り好感が持てる。ともすれば闇と暴力で重たくなりがちな伝奇物を、ラノベのキャラ付けや語り口でサラッとやってのけてるのが上手い。あと作者の魔剣に対するネーミングセンスが凄い。主人公の剣の時点で「夜来たる」だし、敵の剣には「虎よ、虎よ」だの「虚数」だの、絶対想定してる読者層は元ネタ分かんねぇだろ…ていうか何でよりによってスタニスワフ・レム作品から「虚数」選ぶんだよ、いいセンスだ。2016/07/03

Shishu_ya改め刺繍屋

8
表紙やタイトルとは違いギャグテイストは薄めで、バトルを中心としたお話でした。まだ始まったばかりなのですし、いろんな仕掛けも考えられているようなので、この1冊で評価するのは難しいですね。機会があれば続きを読んでみようと思います。2016/05/23

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