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内容説明
その統計、信じていいの? 数字の裏に潜む「隠れた関係」をあぶり出し、事実を正しく見極める「統計思考力」が身につく。大学で統計を教える主人公・素呂須譲二(そろすじょうじ)。彼のもとに、統計アレルギーの学生や怪しい営業マン、はては文系女子の妻や娘が次々と難題を持ち込んで……。平均、標準偏差から相関、検定、回帰分析、推測統計まで、難しい数式は一切使わず、統計の基本と使い方が会得できる! (ブルーバックス・2011年4月刊)
目次
第1章 統計の基本にストーリーあり(ボーナスが高い会社を狙え 間違いだらけの学部選び 本番に強いのはどっちか その数学が就職を決める テストの合否を推定せよ 投資でウソをつく法)
第2部 隠れた関係をあぶりだす(麦酒研究部はB型王国 大人の事情 肉で勝つ! 長生きできる国、できない国 男と女の分かれ道)
第3部 統計の深遠なる世界(物語で人は動く 庶民の世界 お金持ちの世界 株価の分布は取扱注意 世界記録はどこまで伸びるか 世界は分けようとしても分けられない)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
308
統計学について極力分かりやすい導入からあって勉強になった。こういう統計学をどんどん勉強したいな。2017/02/02
kaizen@名古屋de朝活読書会
63
#解説歌 統計は分布を見よう平均は分布の形確かめる点 #確率論及統計論 #短歌 平均と中央・最頻・中点と刈込平均分散歪度2016/05/15
anco
20
統計学の入門書。データの性質に応じて手法を選択する必要があることが分かりました。まず、平均値と中央値の違い、隠された情報や比較対象に注意するなど、統計資料を見るときのポイントについて書かれていました。その後、カイ2乗検定、イエーツの補正、回帰分析など分布の読み方について解説されていました。また、待ち行列理論や所得、株価などについて興味深い話もされていました。数式はあまり登場せず、基本分布の意味と読み方の概念について分かりやすく説明されていました。2015/06/29
ミエル
18
深い思考や分析にはマストな統計学の入門書。大変興味深い。若いうちに読んでたらもっと吸収できただろうな。今の私では、あーなるほど、やっぱりね、と確認作業な感想ばかりなのが残念。対話形式で例題があり、その後に解説が入るテキストタイプの進め方はわかりやすい。そのおかげで、統計学にたいするイメージの誤解を訂正してもらった気がする。複数の条件での数の動き、変化などをきっちり可視化するもの、なんて漠然とした印象を持っていたけれど違う。それこそ私の知識が足りずに視野が狭かった、という気づきがあっただけでも十分な収穫。2023/10/18
PONSKE
18
『図解!統計学入門』とかのほうがタイトルとしてはいいのではないか。ウソを統計学的に見破る方法の本というよりは、図やイラストを多く使った入門書なので。ただビジネス書によくある各章のまとめをつけてくれるのはありがたいし、会話編から入って解説に移るという構成は本書ならではだった。個人的な新情報は正規分布や二項分布以外にも、べき分布やポアソン分布、指数分布など、ある現象を説明するための分布があるということだ。2019/08/16
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