内容説明
銀河中をめぐり荷物を運ぶ銀星号のメンバーに、新たな仲間が加わった。それは人間と意思の疎通が取れる猫。しかしその能力は、ひとつの星系を牛耳る組織が軍事目的で極秘開発したものだった。猫の存在が公表されてしまうことを恐れた組織は、銀星号もろとも処分することを決定。その魔手は仕事の依頼という形で忍び寄り、卑劣な罠となってハヤトたちに牙を剥く! 銀星号最大の危機、その運命は宇宙の藻屑かそれとも──!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
4
自分一人であれば、他者に頼らなくても生きていくことも可能であろう。しかし、多くの人間を率いる人間がそのような虎口の立場に立とうとすれば、大きなリスクを負うこととなる。社交界に参加すれば敵が出てくるのは避けられない。しかし、その分味方を作ることも可能となる。2015/07/23
Humbaba
2
あるグループの中では突出した才能であっても,それが社会に認められるかはまた別の問題である.天才という形容詞には,その集団にしては,という枕詞があったのかもしれない.それに気付けないというのも,若さと言えるかもしれない.2011/02/12
K-Wing
0
読了感がいいな。 ただもっと銀星号を見ていたい、これで終わりなのがもったいない。 2013/07/21
三毛招き
0
割とこういう「いつでも終われる」タイプのラノベって好き/(あとがき)個人的に、ガンズ・ハートや小さな国の救世主より第七艦隊が同一世界観というのがマジで驚いたんですが。つまり、鷹見世界観は太平洋戦争の結末が異なってるのか……2013/01/14
しゅう
0
のこり1巻を残しての打ち切りとは非常に残念。しかし、この作者の作品群はそれぞれ関連した歴史をもっているとのことなので、他作品で後日談が語られる事を期待しよう。今回の内容については、先の展開が予想できてしまったので、多少拍子抜けしました。2011/10/25