内容説明
虹原市で最近、噂になっている「荊の死神」。その妖怪から身を守って欲しいという依頼が上級生から京介に舞いこんできた。京介に妖怪退治をさせ、報酬をせしめようとする豊花。しかし京介は返り討ちにあい、豊花は重傷を負ってしまう。それと時を同じくして矯正術を統べる組織のなかで血で血を洗う内紛が勃発。その争いの火の粉が京介・豊花にも降り注いできた。死神と内紛の関係とは!? 最大の危難が二人を襲う運命急転の第3弾、登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
有無(ari-nashi)
1
再読。上層部三人の、強い憎しみと、生への執着と、権力争いにより起こった事件と決着。そして、そこに巻き込まれ利用され消耗していく京介。事件を見過ごすどころか被害に遭っても、無能と言われ減俸対象となる矯正術者の待遇。元矯正術者で、その時の思いをつい忘れてしまう自覚の有る遠峰は、それなりにマシなトップなのかも。しかし、遠峰が今の立場を全うし最善を尽くすためには、やはり末端の矯正術者を消耗させることになるし、彼はその判断を誤らない。対する京介は、惰性で生きる駆け出し矯正術者には重すぎるものを託された。第三段階。2021/05/16
縁栞
1
★2 あっさりと『彼女』の出番が終了。もうちっと長引くかと思ったのにw2017/05/14
永山祐介
1
主人公の双子は、相変わらず妹は傲岸不遜で阿呆です。阿呆ですが、今回はちょろっと心情吐露した場面があって、そこは結構良かったかな。兄の京介は……一向に出口が見えない人ですね。吹っ切れ、とは言わないけど、このシリーズ終わるまでには、なんとか普通の精神生活がおくれるくらいに精神復帰すると良いなあ。2003/08/02
ななみ
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【再読】光主関連の話は最後だったかな?ここらへんから京介の体がやばくなるんだな。2013/11/14
佳蘋(よし)
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再読。