講談社タイガ<br> 探偵が早すぎる (下)

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講談社タイガ
探偵が早すぎる (下)

  • 著者名:井上真偽【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 講談社(2017/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062940801

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内容説明

「俺はまだ、トリックを仕掛けてすらいないんだぞ!?」完全犯罪を企み、実行する前に、探偵に見抜かれてしまった犯人の悲鳴が響く。父から莫大な遺産を相続した女子高生の一華。四十九日の法要で、彼女を暗殺するチャンスは、寺での読経時、墓での納骨時、ホテルでの会食時の三回! 犯人たちは、今度こそ彼女を亡き者にできるのか!?百花繚乱の完全犯罪トリックvs.事件を起こさせない探偵!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

257
ライトなエンタメミステリーとしては良質。怒涛の殺人計画を息つく暇もなく片っ端からつぶしていき、最終的には49日の法要の1日だけで10件近くの事件を未然に解決してしまうというのは笑けてくる。ただ、最後の最後でなにかもう一つ、それまでの話の展開を思いっきりひっくり返してしまうようなオチがあったら最高だったかな。トリック自体は「本当にそんなんで死ぬんかいな」と思ってしまうものも多いけど、そこらへんをあまり深く考えずに楽しめるなら楽しめるはず。2018/03/26

bookkeeper

186
★★★★★ 初読。亡父の四十九日法要で一華を暗殺しようと、大陀羅家の刺客たちが牙を剥く。暗殺計画の波状攻撃を凌ぐ事は出来るのか。  JOJO第3部、タロットカードに暗示されるDioの僕のように押し寄せる暗殺者達。クライマックスに相応しい盛り上がりです。んな馬鹿な(笑)。大陀羅家のクセ強なキャラクター達が思いの外呆気ないなぁとか、探偵の性別不明っぷりの意味が無いなぁとか、不満はある。けど、一華の友人達や橋田との感動エピソードと爽やかな読後感にねじ伏せられてしまった。「いざお父上の、弔い合戦と参りましょう」2020/08/06

さばかん

176
探偵無双ここに極まれり。   まさに“快感”。2017/08/09

ナイスネイチャ

154
「その可能性は~」と通ずる変化球ミステリー小説。5兆円という遺産を受け継いだ女子高校生をなんとか殺害して遺産を手にいれようとする一族。その企みを事前に予測し、お嬢様を危機から守る執事。それが終止怒濤のように繰り返されて読了。うまく出来すぎ感はあるが楽しめました。2019/04/10

青蓮

153
上巻に比べ次々と振りかかるトリックの嵐!千曲川の「トリック返し」も次々と発動。ドラマよりも橋田の二面性が顕著に!橋田が千曲川の師匠なら、橋田の方が千曲川よりウワテなのも無理ないか(笑)登場人物が多い為、ドラマ化するには脚色がかなり必要なのも納得。痛快でした。2019/06/09

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