守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人

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守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人

  • ISBN:9784037500207

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内容説明

舞台となるのは、異界と人の世界が交錯する世界 ── 。

腕ききの女用心棒・バルサはある日、川におちた新ヨゴ皇国の第二皇子・チャグムを助ける。チャグムは、その身に得体の知れない”おそろしいモノ”を宿したため、「威信に傷がつく」ことをおそれる父、帝によって暗殺されそうになっていたのだ。
チャグムの母・二ノ妃から、チャグムを守るよう依頼を受けたバルサは、幼ななじみの薬草師・タンダの元へ身を寄せる。そして、バルサとチャグムは、タンダとその師である呪術師のトロガイから驚くべきことを告げられるのだった ── チャグムに宿ったのは、異界の水の精霊の「卵」であること、孵化まで守らないと大干ばつがおこること、そして、異界の魔物がその「卵」をねらってやってくること ── 。

帝のはなつ追っ手、さらに人の世の力をこえた危険から、バルサはチャグムを守り抜けるのか? バルサとチャグムの出会いから始まる、「守り人」シリーズの第1作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パフちゃん@かのん変更

84
『獣の奏者』から上橋さんのファンになりました。これも面白かった。児童文学だけど大人にも十分楽しめます。軽装版は中高生や大人向きに漢字を多くした読みやすいものです。文庫版も出ていますね。バルサの旅はまだ続くらしい。10巻まで?全部読んでみたい。二木さんの挿絵も素敵でした。2014/10/24

ふう

67
ちゃんと読めるだろうか(物語に入っていけるか)心配しながら読み始めましたが、バルサとチャグムの旅が始まったあたりから不思議な世界に惹きこまれました。目に見えるふつうの世ともう一つの別の世が同時に同じところに存在する…。そして、普通の世では人間が自分たちのために物語を作り変えても、別な世では壮大な自然界の掟が永遠に続いている…。しばらく前に読んだ民話をもとにした作品でも感じた『人智を超えた世界』の果てしなさを思いました。チャグムを守るためにバルサや狩人たちが力を合わせて戦う場面は、人間のもつ知恵と力ですね。2014/06/05

まるる

62
図書館本の文庫で読了しているけど、軽装版が電子書籍で発売されたので思わず買い。ドラマ放送前におさらいで再読。巻末のイラストギャラリーが嬉しい。2016/03/21

みっこ

56
来年始まるドラマを楽しみにしているので、予習用に。さすが大人気作品!めちゃくちゃ面白かったです。ファンタジーは物語の中に入り込むのに時間がかかりがちなんですが、これは序盤から惹きつけられました。なんと言っても、登場人物たちがみんな魅力的。バルサかっこいいなー。同い年で親近感♡作中で『中年』とか『おばさん』って形容されてて、ちょっと凹みますが(笑)強く優しいタンダもすごく好き。シリーズとしてはまだまだ導入部分なんだろうな。細かく作りこまれた世界観が魅惑的。どんどんはまってしまいそうです。2015/11/10

まなあん

48
遅ればせながら、人気のシリーズにはまりました。ニュンガ・ロ・イムの卵の守り人に選ばれたチャグム。チャグムを守るバルサやタンダ達。登場人物が生き生きと、スピード感のある展開に、読む事を止められない。心が温かくなるファンタジーでした。次の「闇の守り人」に進みます。2014/10/08

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