角川文庫<br> 全訳 源氏物語 二 新装版

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角川文庫
全訳 源氏物語 二 新装版

  • 著者名:紫式部/与謝野晶子
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043889020

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内容説明

父院の死によって都に居づらくなった光源氏は、京を去る決意を固めた。いとおしい恋人たちとの悲しい別れを経て、意を決して須磨へ渡った源氏だが……。歌人・與謝野晶子が一生を通じて取り組んだ「源氏物語」54帖全訳。千年前に描かれた日本文学史上の最高傑作が、優しく格調高い筆致で現代に蘇る。いまなお古びることない全訳源氏物語の決定版! 第二巻には「須磨」から「胡蝶」までを収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

11
喉元過ぎれば熱さを忘れる。それに源氏は女性を不幸にしすぎだよ・・・。2012/04/21

よしひろ

8
源氏物語ではどんな場面でも美しさが際立つ。匂いまで感じられそうな優れた情景描写。平安時代の人々の暮らしがわかる。人々の人への感性、自然への感性、深い教養、今へと続く日本人に脈々と受け継がれてきたのだろうか。2015/09/19

Kei

4
若紫の成長が著しい。2023/04/29

アリョーシャ

4
紫式部の書きぶりが見事なのか、与謝野晶子の訳が素晴らしいのか、それとも登場人物のキャラクターが定まってこちらが読み慣れたのか。「乙女」の帖から先は、風景や人物の描写が瑞々しく読みやすかった。須磨隠栖以前は、源氏があちらこちらの女性に手を出して入れ替わりが多かったのに対して、隠栖以降は限られた女性がくり返し登場したためかもしれない。 "その不幸の「型」は、現在であっても全く古びていないのでした" "源氏物語を開けば、千年前の同類がいるのです" という酒井順子の解説は、本書の魅力をよく表していると思う。2015/09/01

のぶ

3
新しい女を見ては、この娘と契りを交わしたらどんなだろうか?と思春期の中高生もドン引きするような好色ぶりを発揮していた1巻とは変わって、風景を見ても女を見ても世の無常さを感じるようになった源氏はそれ相応におっさんになったなあ、と現役のおっさんである読者は思う。とはいえ、いい歳をして親友の娘に恋心を伝えるあたりは、与謝野晶子女史が変態的と訳すのも宜なるかなという具合である。現代の権力者たちも、世の中の下らない批難には耳を貸さず、派手に遊び暮らせば良いのである。2020/01/18

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