内容説明
生物学的研究が盛んな認知症だが、豊富な事例報告をもとに、本人の言動や態度に目を向ける心理的アプローチの必要性を問いかける。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Carol
1
この本に出会えてよかった。期間限定ではあるものの介護に従事する人間として、認知症の方たちがこんなに自分自身のことを思い悩み、苦しんでいると知ることができてよかった。私の働く施設でも認知症の利用者さんは「取り繕う」ことが多く、ご自身の不安や苦悩を言語化することはほとんどない。それでも時折「言葉が出なくなっちゃった」「バカになっちゃった」とポロっとおっしゃることがあり、そんな時にはすごく悲しそうな顔をされている。可能な限り「できなくなっちゃった」と悲しまずにいられるように、ケアをしていかなければと思った。2024/07/19
みそあお
1
タイトル通り。こうして目の前の患者に真摯に向き合ってくれる主治医との出会いは、患者や家族にとってもかけがえのないものだったと思う。その記録を読ませてもらえたのはありがたい。日々仕事で関わる人たちの中にも、認知症の診断を受けた方がいる。どういう支援をしたらよいか、ヒントが得られればと思って読んだが、認知症の人の苦悩を知り言葉にならない。言語化できなくとも、自身の変化に対し、不安や心細さ(寄る辺なさ)は誰もが感じるだろうと思うし、そうした姿を見る家族の辛さにも触れられた。そのことを忘れず、関わりたい。2023/10/02
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