講談社現代新書<br> 核武装論 当たり前の話をしようではないか

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講談社現代新書
核武装論 当たり前の話をしようではないか

  • 著者名:西部邁【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 講談社(2017/11発売)
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  • ISBN:9784061498846

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内容説明

「非核三原則」には嗤いを、「核の傘」には疑いを。核武装に現実味を感じていないのは日本人だけだ。蔓延する偽善的な平和主義に抗して老師ニシベが語る「核」への天下の正論。北朝鮮の拉致問題、核武装問題が騒がれる今日、日本人が避けて通れない議論の核心!!

目次

はじめに
第1章 核意識の蒙昧ぶり
第2章 自立心なければ核抑止もなし
第3章 核武装にはどんな民主制が必要か
第4章 独立自衛核への道
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

216
日本も核兵器を持てば良いのでは?という疑問に真っ向に答えた一冊。憲法9条がいかに日本人の精神にねじ込まれているのか、アメリカの核の傘という欺瞞、アメリカが怖いからアメリカの属国になってる国民性。一つ一つ国民が噛みしめれば国が変わるとは思う。2021/05/24

姉勤

37
「格」なき国の民に「核」なぞ分不相応。幼児に刃物を持たせるようなもの。戦後、徹底的に退行した日本は、冷戦という核兵器によってもたらされたユリカゴに篭り、その終了とともに生まれた思索を深める絶好の機会を失った。 核武装も核廃絶も、右も左も実現不可能な「妄」を拠り所とし、現実の認知を拒むためならば、自ら眼を抉り、耳を焼き、ただ舌だけは二枚では足りぬほどに、その蒙を吐きまくる。本書が著されてより10年弱。皮肉と諧謔の先にあるものを読み解けず、言論の権力は未だ思考停止を装う。Don't think fear. 2016/10/18

umeko

12
ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに読んだ。必ずしも核武装することが独立国家であることにはならないが、日本は果たして独立国家なのかと疑問に感じた。2022/03/17

Kenya

3
核議論でさえタブーになっているという現実。核論議が抑止力になるという主張は非常に興味深い。2012/10/12

Ohe Hiroyuki

2
あの西部邁氏が「核武装」について論じた本である。▼「核武装」に関し、国際政治上の議論を踏まえ、「国家(国民)が核武装をする」ことの意義を考察しながら、「日本国民は核武装をする覚悟があるのか」と問いかけている(ように私には思える)。▼「核武装」ということを話題にして、文明及び文化を論じているために、なかなか掴みどころのない議論になっている。▼元々学生闘争の参加者であった西部氏の数奇な人生が如実に表れている一冊であるといえよう。彼は現実を映し出す鏡なのであろう。我々の言論は西部氏にはどう映るのだろうか。2016/05/29

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