ひと目で分かる 孫子の兵法

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ひと目で分かる 孫子の兵法

  • ISBN:9784799317594

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内容説明

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『兵法』は、およそ二千五百年前の中国の将軍、孫武(孫子)が残したといわれる古典である。軍事分野の必読書であるだけでなく、ビジネスや政治、経営、マーケティング、さらにはスポーツの指南書としても親しまれている。『兵法』は簡潔であり、経典のようなリズムと神秘的な雰囲気を持った文体で書かれている。その古さと荘厳さから、まさに伝説として語り継がれている。
 絵で語ることを生業としている私が初めて『兵法』を読んだとき、その文章が、そこには描かれていない図につけられたキャプションのように見えた。そして、二千五百年分の埃をかぶった世界中で知られる古典に、図やグラフを添えて新たな現代的・視覚的イメージを与え、人々が「争い」について考える新たな道を作り出すという試みに、抗いがたい魅力を覚えるようになった。
 この作業を始めた当初はかなりの困難を覚えたものだが、二章も半ばに差しかかる頃、孫子の思想が、彼の伝説を聞いて抱いた人物像とは違い、血みどろで野蛮なものではないと気づかされることになった。むしろ、彼の説く道理に深く共感し、好意さえ抱くようになった。
 望むままにページからページへ飛び回り、気に入ったところで手を止めてみてほしい。結局のところ、本書の中で一番大事な一節というのは、それぞれが自身の経験を最もよく反映するイメージを描けた部分なのである。
『兵法』が多くの人に読まれるようになったのは、孫子の見識が大小問わず、あらゆる「争い」に通用するからだろう。『兵法』のいう戦争とは、人生におけるさまざまな「争い」の比喩にすぎない。彼の提言が生徒会長に立候補した十歳の子供にも軍隊の将軍にも等しく有効であるのは、戦争という行為になぞらえつつも、実は問題解決に主眼を置いた、メタファーのメタファーだからなのである。
 私たちは誰もが何かのために争っている。そして幸いなことに、孫子がそれに勝つための心構えを教えてくれている。
(序より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

26
兵書の孫子を、簡潔な図でアメリカ人が表現。翻訳の難しさではあるのだろうが、図の理解に苦しむ点が多々あった。孫子の入り口としては良かったが、これだけでは半分だろう。闘う前の準備の大切さ、部下と上司の関係、一か八かの勝負は極力避ける。敵を知り、己を知れば勝つ。敵を知れず、己を知っていれば、五分。敵を知らず、己を知らなければ敗れる。最大の備えをする。それでも想定外は起こる。そこで柔軟性。「孫子」はビジネスや試合、あらゆる勝負に生きる。2019/06/24

Yossan

1
孫子の兵法が、簡潔な現代語と図で説明されています。時折、分かりにくい図もありましたが、ざっくりと理解するには良いと思えました。【No.559】2022/08/14

なまえ

1
改めて読んでみると勉強になります。 仕事で活用してみよう。2019/07/07

だーさん

0
さくっとよめた 人生のすべてに応用ができる兵法。

ひで のぶお

0
孫子の兵法は色んなとこで擦ってるけどこれはもう見易さ優先本

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