内容説明
京都でお正月を迎えた小春は、京都で暗躍する謎の「祓い屋」の存在や、今の自分を取り巻く人々との前世での関わりを知り、心を悩ませていた。そんな中バレンタインデーが迫り、小春は澪人に告白しようとするけれど?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
170
賀茂家に正月の挨拶に伺ったり、宗次朗さんの新作和菓子の虜になったり、いわくつきの家の調査に出かけたり、澪人のためにバレンタインチョコを作ったりと、小春が冬の祇園での暮らしを楽しみながらも、勇気を振り絞って大きな一歩を踏み出した巻でした。前世での記憶が時折蘇る事に戸惑いながらも、現代にまで繋がる縁がある事を感じつつ、龍神の若宮くんや狐神のコウメを大切に想う小春が素敵。抹茶風味の大人なチョコや、粒餡と白餡が入ったきんつば等、宗次朗さんの和菓子が相変わらずの飯テロで、読んでいると無性に和菓子が食べたくなります。2017/06/10
カメ吉
112
何か話の途中で時間切れになって話を切り上げた感じです。 後半は凄く雑な展開で後味の悪さが作品のそれまでの面白さを台無しにした残念な作品でした。 まぁ、中途半端な終わり方なんで早く続きを書いて出してほしい。 何かこの作家さんの本の中では最低な作品でした。2017/01/29
ゆみきーにゃ
105
シリーズ四作目。小春、良く頑張った〜!!怪しい人が次々出てきて先が気になる。しかもここで終わるとは。早く続きを読まなくちゃ。宗次郎さんの作る和菓子がいつも美味しそうで食べてみたい。2020/07/01
papako
71
小春の過去と若宮の関わりが明らかに。そして不穏な動きと新たな関係者たちが見えてきた。しかしまだはまらない。小春の魅力がわからないからかな。2020/11/13
はつばあば
64
若い読者の方々は結構シビアなのか食品衛生法違反じゃないか・・なんて事も書かれていたが、年寄にはもってこいの甘さ。人生におけるギスギス感が無いのが良い。ただ、この巻から不穏な人物が登場してきましたので読むべきか積んでおこうか悩んでいます。?悩む前に水回りを確認せねば(^^;。2020/01/04