内容説明
世界に名だたる兵法書といわれる『孫子』。戦国武将・武田信玄から現代の経営者・孫正義に至るまで、孫子の教えに傾倒する人物は数多い。本書は、この不朽の名作『孫子』を著した人間・孫子が孫武であるという説に立ち、その生涯を活き活きと描き出した一代記。変人・奇人といわれてもおかしくない意外性に満ちた人間像に驚愕! 中国の歴史を手玉に取る腕前、大胆な歴史推理を存分に愉しめる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シン
9
初めて読む孫子の話でありましたが、なんか面白かったのか、面白くなかったのか、よくわからない感じでした。特に最後の終わり方はあまりにも唐突でした。他の方が紹介されている「呉越舷舷」を読んでみようと思います。2014/10/18
中島直人
6
ハチャメチャで奇想天外なB級冒険活劇。終わり方も強引かつ中途半端でいい加減。気安く読めてお手軽ではあるが満足感はない。2013/09/11
うめ
4
…より深く孫子を、孫武を知りたいという気にさせられるという点では成功しているが、文章にもストーリーにも言葉遣いの数々にも色々と絶句する。唯一解説の文章は読みやすい。解説はある意味詐欺ですー。2013/10/16
future4227
4
「呉越舷舷」の方が断然良かったです。よりによって孫武があんなラスト?とても有名な兵法家とは思えません。 范蠡のキャラもスパイ活動の元締めみたいに描かれていてイマイチでした。2013/08/10
BIN
4
孫武の呉に仕えるまでをメインに描いた作品。呉での活躍は「呉越舷舷」を読めということでしょう。いつも通り期待せずに読みましたが、予想通りのひどい出来でした。樹状開花とかは兵法三十六計であって、孫子じゃないだろう(たぶん)。結構はめられたりするし、本当に兵法?の先生ってだけで戦略とか戦術は一切なし。そして最後にさらに悪くさせる。いいところが全くない。一体何を書きたかったんだろうか・・・2013/08/05