―<br> 叛骨の宰相 岸信介

個数:1
紙書籍版価格
¥1,980
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン


叛骨の宰相 岸信介

  • 著者名:北康利【著者】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • KADOKAWA(2016/06発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784046001412

ファイル: /

内容説明

国民生活を安定させ、経済政策が最もうまくいっていた岸時代。先見性と実行力で国民を幸せにすることこそ宰相の条件である。人気評伝作家による白洲次郎、吉田茂に続く、昭和史を築いた政治家の傑作評伝。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なかしー

43
kindle unlimited。キーワード「憲法改正」「日米安保条約、安保闘争」。私のモットーとしては、「歴史(特定の時代や出来事)を知りたい時は、まず関係する重要人物から掘り起こす」手法を長らく行っている。 理由は、特定人物にフォーカスすることで関連人物や出来事の繋がりが明らかになり、歴史の流れが見えてくるから。 今回も御多分に漏れずといった感じで読みました。本書は評伝なのでかな~り岸信介びいき?な内容になっている。 エピソードも盛りだくさんで非常に読みやすく、こういった難しいテーマの本を読み解く、2023/12/21

thee birdmen

26
昭和の妖怪と称される岸信介の政治信条が孫の安倍晋三へと受け継がれていることがよくわかった。 地球儀を俯瞰する外交に日米同盟強化、憲法改正に経済政策も、思えば第1次安倍内閣で進めた教育改革もそれに当たる。全てが正しいと言うつもりはないけれど、ポピュリズムに迎合する政治が長く続いた弊害を考えれば、安倍以降も岸イズムが受け継がれていくことを切に願う。2019/05/02

読書家のしょーた

7
凄まじく面白い本でした!岸信介という存在は教科書で知っていたが、安保改定のみでなく、最低賃金の導入や国民皆保険制度を導入した人であることを本書を読んで知りました。戦前では閣僚を務め、a級戦犯となり政界追放にあったものの日本を立て直すために政治家として舞い戻り、総理大臣になるに至る過程、権力者闘争など興味深く読めました。本書を読んで言えるのは、リーダーには確固たる信念が必要ということや、信念を実現するために、なりふり構わず実行に移していく行動力なんだと思います。2023/11/30

スズツキ

4
他の本ではあまり見ることのできないエピソードがあり、面白い。阪急電鉄や宝塚歌劇団の創始者、小林一三との経済を巡る対立なんかはまさに岸っぽくて良いな。2014/12/26

Kaori

4
敗戦後の日本を本当の意味での独立国家へするための策略の数知れず、国家のリーダーとしての手腕は、当時のどの政治家にも真似できなかっただろうと想像させられました。60年安保はデモ隊の闘争のイメージですが、野党の妨害だけでなく、与党内で足を引っ張られる中で強行採決に至るまでの駆け引きは、ひきこまれます。どちらにでも転がりそうな局面でも一つの方向へ向かって歴史は進んでいき、そこに本当に必要な人だったと思われました。2014/06/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7836399
  • ご注意事項