- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
歴代の天皇は、和歌によって政治を行い、人民と交流し、和歌によって自らの心を吐露してきた。古代から現代までの天皇の歌、天皇自身のことばから、国家、天皇制、自然とのかかわりなどを読み解く。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
38
#和歌 #短歌 #御製 #明治天皇 ひとりつむ言の葉ぐさのなかりせばなにに心をなぐさめてまし #解説歌 即位国土神仏戦争狩猟から行幸年中行事花四季 天地民天皇恋と結婚で辞世の歌の分類がない #返歌 ひとりつむ言の葉学術抄録を仕事以外で詠むこともなし2017/01/23
はるわか
3
「(歌は)力をも入れずして天地を動かし」(古今集)。日本の国家は和歌とともに発生し、それを今に受け継ぐという天皇の意識。壮絶な皇位継承争い。歌枕と国土。天皇親政と狩猟。時代時代の権利構造を映し出す勅撰集。春(後鳥羽院)ほのぼのと春こそ空に来にけらし天の香具山霞たなびく/夏(持統天皇)春過ぎて夏来たるらし白栲の衣干したり天の香具山/秋(藤原敏行)秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる/冬(後嵯峨院)かきくらし雲の旗手ぞしぐれゆく天つ空より冬や来ぬらむ2015/05/03
佐原
2
いくつかのテーマに沿って、神話や歴史物語の記述なども踏まえつつ天皇の和歌を紹介していく本。ビギナー向けという趣で読みやすかったけど個々の天皇の人物像の掘り下げは浅いかも。2018/03/11