角川新書<br> 里山産業論 「食の戦略」が六次産業を超える

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角川新書
里山産業論 「食の戦略」が六次産業を超える

  • 著者名:金丸弘美【著者】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • KADOKAWA(2015/12発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040820446

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内容説明

地域のブランディングを成立させ、お金も地元に落とせるのは補助金でも工場でもなく、その地の“食文化”である。それこそが人材を育成し、雇用も生みだしていくのだ。ロングセラー『田舎力』の著者が放つ新産業論。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

290
第1章の日本の問題点を羅列していくだけでも日本の問題と解決が見えてきそうになったが、2章以降は打って変わって海外の成功事例、日本の頑張っている地方と参考になることが多かった。2017/02/05

壱萬弐仟縁

33
中山間が73%。集約化、企業化だけで、地域農業や地方の活力が生み出せるのか、持続的社会をつくれるのか(3頁~)。著者は、山間地域でも、景観、環境、商品、人材、メニュー、宿泊体験などを組み合わせた総合力で経済を創ることができることを目の当たりにした(5頁)。外国人対応不足で、伝統的紙漉き、陶芸、漆器、刃物、田園風景、お花畑、果物のもぎ取り、お茶、寺など惹きつけるものはたくさん。しかし、観光課は海外の人への案内がない。歴史、文化の十分な解説なし。長期滞在宿泊不十分(38頁)。2016/03/26

izw

11
食を大切にし、食に対する知見を増やし体験することは地方創生、六次産業発展の基本です。地域の特色を出すことができるか、他にないコンテンツを創り出すことができるかがキーですが、成功していることがまだまだ少なく、今後それぞれの地域で取り組まなければならないのでしょう。2016/01/24

T.Y.

11
「町おこし」「地域創生」を謳うものの箱モノ頼り、消費者層に対する見当違い、特産物の良さも説明できないといった日本の「失敗例」から始まり、続いてイタリアとフランスにおける「食の戦略」を紹介。そして後半では日本の優れた実践を見る。郷土の食べ物の良さを伝えられるよう感覚の言語化を磨くワークショップ、健康をも考えた食育の推進、優れたガイドを作る出版活動……食というのは各自の生に根差したことだからこそ、上からの推進、大規模化、効率化では常に取り逃すものがある。地域農業推進者必携の書。2015/12/21

Koji Harasawa

6
六次産業って、難しいようできちんと図式にあてはめれば出来る気にさせてくれる。実践のレポートなのでそう思わせてくれるのだろう。地域が生きて、地方創生が初めて始まる。2016/01/02

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