角川文庫<br> グラウンドの詩

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角川文庫
グラウンドの詩

  • 著者名:あさのあつこ【著者】
  • 価格 ¥616(本体¥560)
  • KADOKAWA(2015/06発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041029992

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内容説明

心を閉ざしていたピッチャー・透哉とバッテリーを組む瑞希。お互いを信じて練習に励み、ついに全国大会への出場が決まるが、野球部で新たな問題が起き……。中学球児たちの心震える青春野球小説、第二弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

76
シリーズものの2作目なんですね。中学生の多感な少年を描かせればあさのあつこさんの右に出る者はいないくらい、心の揺れなどがリアルに伝わってきました。透哉と瑞希のバッテリーならではの絆、両親に負担をかけないために悩む良治。スポーツを通じて仲間や自分と向き合う姿に胸が熱くなります。野球を通じて、爽やかな青春と心の動きが気持ちいい作品でした。話が分からない部分がちらほらあったので、1作目も読みたいと思います。この1作だけでも十分面白いと感じましたけれども。2015/09/17

扉のこちら側

55
初読。2015年948冊め。カドフェス2015で手に取ったが、シリーズものの2作目らしい。前作で全国大会出場を決めた、地方の公立中学校野球部の物語。あさのさんの作品では、少年少女だけでなく彼らを取り巻く大人の生活もしっかり作られいて現実味を帯びているのが魅力。この作品では過疎化する地方都市の仕事や収入が少なく、子どもが「全国大会に行くのにもお金がかかる」と悩むところや、親が農業をやめて都会へ転出することになり転校していった部員のことなど、田舎町ならではの悩みがきちんと描かれている。2015/08/07

hnzwd

38
中学野球を描くシリーズ第二弾。全国大会出場が決まってから、大会開催までの繋ぎの期間のお話な訳ですが。。事件が色々発生して盛り上がります。お母さんが啖呵を切るシーンは感動もの。大会シーンも期待通りで、、次巻への期待が膨らむ後半なのでした。2015/06/30

かんちゃん

28
「グラウンドの空」の続編。しか〜し、まだまだ続く予感。野球を心から楽しむ少年たちの成長の物語。彼らを見守る親たちの、これまた強く温かいこと!いやはや、え〜ハナシでんなぁ。2015/07/12

はるき

18
あさのあつこらしい少年野球小説。野球が何よりも大事だが、生きることは沢山の嫌なことも経験しなくてはいけない。そして悩みも葛藤も悔しさも、何一つ無駄ではない。そんな読者へのメッセージを感じた。「バッテリー」ほどの輝きは無いが、少し年長な読者ほど沁みると思う。2015/07/23

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