内容説明
念願のボーイフレンドができ「もうこれで〈愛に見放された社会ののけ者〉じゃないことが証明された!」と喜んだブリジット。だが人生は思いのほか波瀾万丈で……。とびきりキュートなシングルトン小説の誕生。
※本作品は、二〇〇〇年六月にソニー・マガジンより刊行された単行本『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 下』を改題した角川文庫が底本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヤクーツクのハチコ
4
1999年刊行か。たしかにSATCやら「負け犬の遠吠え」もこのころだったか?「30までに結婚しなきゃ!」から30台独身というライフスタイルが増え始めた時代か。今ではアラフォー婚活も当たり前。もしSF小説にある「人工子宮」が開発されて普及したらさらにシングル→結婚に悩む年台は上がるのかしら。倫理的に難しそうだがジェンダーがどうなるかとかぜひ見てみたい2018/08/15
ジェミーマイン
2
前作まで、ブリジットが当たり前のことをちゃんとやらないことに批判的だったが、ブリジットの良さがやっとわかった。人間的な暖かさをもった素敵な女性。この本を読んで以降、心の中にブリジットが住み着いてしまいました。ブリジットの友人関係は彼女の優しい人間性から生まれたもの。素晴らしい。2015/12/03