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内容説明
東大進学率No.1。でも、野球部員は捕れない、投げられない選手ばかりで、グラウンドが使えるのは週1回だけ。「ドサクサまぎれに勝つ」「盗塁は足の速さよりも準備」「チームづくりはえこひいきから」など、限られた条件で最大の効果を出す方法を紹介。ビジネスは、そもそも不平等なところがあります。大きい会社もあれば、小さい会社もあるし、よーいドン、で何かが始まるわけでもありません。しかし、自分は不利な立場にいるからといって、あきらめることはありません。開成高校野球部は、学力は東大進学数No.1を誇りますが、野球は、うまいとはいえません。でも、自分たちにあった戦略(「ドサクサで勝つ」「とにかく打つ」)などを考え抜くことで、勝機を見出してきました。力が劣っても、状況が悪くても、誰かの「勝つためのセオリー」に疑問を持ち、自分たちの戦略をつくることができれば、勝つことはできるのだと思います。ビジネスパーソンにも、弱いチームを率いる監督にも、今すぐ使えるヒントがたくさんあります!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かっちゃん
17
まさに「弱者の兵法」。仕事や人生において自分のテーマ。自分は基本ダメだから、マトモにやりあうとほぼ負けます… だからいつもどうすれば人並みか考えてます。ドサクサ、準備、割り切り等々、今の自分の参考書にピッタリでした。2015/07/29
ophiuchi
11
甲子園という大イベントゆえにいびつになってしまった高校野球の世界で、非常識な方法で勝利を目指す一人の教師。楽しんで結果を出すというのもアンチ高校野球的だ。2015/02/07
ふろんた
10
高橋秀実氏の本だと禅問答みたいになるので、副読本として読んでみた。こちらは監督への取材がメイン。禅問答っぽくなる部分もあるが、「どさくさ」の戦術が印象的。確かに高校野球って強豪校でも突如崩れたりするので、高校生までのスポーツとしては有効な手段の一つといえる。2019/07/10
as
5
弱者が弱者に勝つ為のHOW TO本。理論と言うより博打のススメ。2015/01/15
じゃがたろう
2
以前ドラマにもなった開成高校野球部のエピソード。毎日の部活動って必要なのか考えさせられる本。週三回練習が出来れば強豪校と互角に渡り合えるという監督の自信がすごい。開成の試合を観てみたいと思った。物事の優先順位をつけて、選択と集中すること、事前の準備が大切なこと、プレーの理屈を一般化して伝えること等、誰にでも取り入れられそうなことがあって新書だなーって思った。「ドサクサ戦術」は確かに一理あるし、東大が投手力守備力にこだわっていたのも桑田真澄氏の本で読んでいたので、東大もシフトチェンジしてほしい。2020/04/25