内容説明
「死者を育てる」「ゆるキャラの明るいニヒリズム」「正しい声の危うさ」。現代社会にひそむ違和を独特の言葉でとらえ、育てて、その根の部分を複層的に思考する。臨床哲学の視点から発信するやさしい哲学エッセイ。
目次
足許を見つめることから
市民の力量
「たしなみ」見聞
都市の微熱
十年一昔
小説を読む
マイ・フェイヴァリット・シングズ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
嘉月堂
5
聞くところによると「ワッシ―」の文章が大学入試出題率ナンバーワンだとか。真偽のほどは定かではありません。読みやすいようで、実は読みにくいからか?とっつきやすいんだけど、途中から意識がそれてしまうんです、私。頭悪いから、論理についていけないんでしょうね。うなずきながら読んだ部分もあるんですが、読了後は忘却の彼方。(泣)2014/07/11
しゅんぺい(笑)
4
『おとなの背中』に続いて、タイトルがこれまたいい。 ただ、今回の内容については、むずかしいところが多くて、ちょっと読みづらかった。 でも、鷲田さんのものごとを視る視線、なんともいえないくらいに好きです。こんな文章が書けたらなぁ、と思う。2014/09/07
ニャンちゅう二世
3
ざっくばらんな印象。社会の出来事が鷲田さんフィルターを通して広く書かれていた。帯には「やさしい」と書いてあったが、内容の易しさよりも、鷲田さんの優しさを感じた。頑張りすぎんでええよ、人間は歪なもんやで、と囁いてくれているようだった。2014/05/06
nrk_baby
3
ある人が霜山徳爾の文章を読むと元気が出ると言っていたが僕の場合は鷲田清一かな。霜山徳爾の本も近いうちに読んでみたいけどね〜2014/04/24
にゃら
2
つまらなかった!時事ネタを扱うと途端にただのおっさんおばさんになるのは米原万里にそっくり、専門外のことは書かないべきだ。2017/06/11