内容説明
1500件近くの遺品整理現場にかかわってきた遺品整理のプロが、遺品で困らないために何をしておくべきか、遺品整理で迷ったときにどう対処すべきかを、実際のエピソードをもとに解説していく。
目次
第1章 遺品が語る、故人の思いがけない素顔(小学校の教師が住んでいた、ゴミに囲まれた部屋 遠い親戚の素顔が見えるとき ほか)
第2章 資産の遺し方「お金になる遺品」が出てきたら…(現金はどこにある? 自分名義の通帳を、把握していますか? ほか)
第3章 ひとりで亡くなるという現実(「思い」を遺して、ひとり旅立つ人たち 「思い」がわからない悲しみ ほか)
第4章 1500人の遺族と話してわかった「親のための準備」「自分の準備」(エンディングノートに必要な項目、意外といらない項目 エンディングノートを「引き継ぎ」として考えてみる ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ🍀
108
遺品整理。引越業と見た目は一緒だが大きく違う点は、その品物を届ける持主がいないということです。開かない金庫、遺されたペット、別れの悲しみを現実に呼び戻す遺産問題。孤独死は悲しいのか、とよく考えます。人は最後、もし目の前に誰かがいても、みんな孤独を感じる気がします。せめて、痛み苦しみたくない…。私も独りで死ぬときが来ます。その現実を前にして、どう思うのでしょう。遺族から、なんでこんなに本があるの?ピアノなんて弾いていたの?なんて言われそうですが…。突然死が他人事ではなくなった世の中、改めて考えさせられた本…2020/01/16
ごへいもち
17
高齢になって住んでいる家が不便そうに見えても引っ越さないほうが良いことが多いという話以外は特に役立つこともなく2016/09/15
どあら
8
親が年をとると、少しずつこういうことを考えるようになる。2015/08/11
おーね
5
親も自分も覚悟が要ります。ただ、逆縁だけは避けたいですね。2014/07/06
ybhkr
2
もう遺品整理は済んだのだがこのての本は読みたくなってしまう。事故物件にすると遺族に迷惑かかるからなるべく部屋以外で死にたいものだな…。あと、一戸建てなら遺品整理を急がなくてもいいのかなーと思っていたが、空き巣とか火災のようなトラブルもあるんですね…。同居ならともかく実家だと大変だなあ。遠い親戚とか怖いね。4LDKにぎゅうぎゅうの書籍とレコードをすべて残すように遺言状を残したお父さんにもやもやする。せめて好きなようにしろと遺したらよかったのに…。とりあえずわたしもそうじしようかな。2016/01/20