角川文庫<br> 本日は大安なり

個数:1
紙書籍版価格
¥704
  • 電子書籍
  • Reader

角川文庫
本日は大安なり

  • 著者名:辻村深月
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • KADOKAWA(2014/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041011829

ファイル: /

内容説明

企みを胸に秘めた美人双子新婦、プランナーを困らせるクレーマー夫妻、新婦に重大な事実を告げられないまま、結婚式当日を迎えた新郎……。人気結婚式場の一日を舞台に人生の悲喜こもごもをすくい取る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nanako

459
ややこしい双子の姉妹と、その双子のさらに上をいってるクールな映一くんなどなど、ややこしい人たちがややこしいシチュエーションで、ややこしい行動を・・・。どうしても許せない優柔不断な浮気男を除いては、皆なぜか憎めない「いい人」たちの群像劇。面白かったです!2017/08/11

さてさて

407
『長い間交わされてきた言葉には、きちんと意味が宿る。縁起を担ぐことは、祈ることだ。幸せや成功を願う前向きな祈りを責める権利は誰にもない』というその言葉。みんなで力を合わせ、その成功に全てをかけて、苦労して準備して作り上げていく、その思いの先に見る『大安』。そこまでの苦労と努力が本気であればあるほどに、その『大安』に賭けた願いは確実に叶うもの。途中の不穏な空気が跡形もなく消え去り、白く澄んで幸せに包まれるような結末にすっかり心が満たされるこの作品。「本日は大安なり」。とても前向きな気持ちになれた作品でした。2021/02/21

にいにい

399
大安で吉日。何事も全て良い日に老舗ホテルで行われる4組の結婚式。同じ日の挙式でも、カップルやウェディングプランナーにはそれぞれ物語があり、それらが交差してゆく。良からぬことが起こりそうな出だし、この話どうやって落とすんだろうってドキドキもの。ラストはうまくハッピーに纏められ、流石。狐塚、恭司や(月ちゃん)の懐かしい登場、プロ意識もいい~。最高のエンターテインメント本。結婚式っていいな~。お金をかけて夢と想い出を手に入れる壮大な儀式。ややこしくて、勘弁して欲しい人、結構好きかも。映一キャラもいい~。2015/10/07

ちぃ~

335
面白かった(*˘︶˘*)..:*♡~山井さんみたいな「プロ」のウェディングプランナーさんに結婚式お願いしたいな~。真空くん可愛い~(´͈ ૢᐜ `͈ૢ) 健気スギ╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !で、わたしも、ややこしいから、映一さんが一番気になるキャラฅ(^ω^ฅ) ニャ~。読友さんのレビューを拝見するとこの本も他の本とリンクしているようですね。辻村さんは、リンクも魅力! まだ、辻村作品、沢山読んでいないので、探さなくては、、、、、、、2015/10/08

おかむー

321
辻村深月らしくない欝成分の少なさも、舞台が結婚式場となればやむなしですな。とはいえ双子姉妹のコンプレックスと執着はいかにも辻村深月らしいややこしさ。『よくできました』。プランナー多香子を軸とした4組の結婚式の様子が入れ替わり描かれる構成に慣れるまでちょっと読みづらい印象もあったのが珠に瑕かな?登場人物の彫り込みも、終盤で明かされるそれぞれの仕掛けもよくできていて楽しめました。しかし双子姉妹、クレーマー玲奈、悩める少年の3組は上手く収まってよかったんだが…あのクズは救われちゃぁいかんだろぉ?(#゚Д゚) 2014/02/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7912535
  • ご注意事項