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内容説明
屋外広告課課長の水口（みずぐち）と仕事をすることになった島耕作（しま・こうさく）。お金に汚くずるがしこい水口は、なんと広告に起用している若手女優・大杉（おおすぎ）ゆかにも手を出そうとする始末。機転を利かせて水口の毒牙からゆかを救ったことで彼女に気に入られた島だったが、その好意を逆手にとるような仕事を上司から命じられてしまう。さらに、多忙な日々で家族との関係にも波風が――若きサラリーマンのリアルを描いた係長編、ついに完結！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
56
ゲオで借りた本。 AVで性教育…。とんでもない発想が出てきましたね…。そんなものは保健の教科書で十分でしょうが！大人がこんなんだからDVとか児童虐待とか起きるのですよ…。 そして海外への転勤の話も出てきましたね。今の日本人は外に出ていく気持ちが弱いらしいのでこの辺は海外転勤に意欲的なこの時代の人を見習いたいですね。2019/01/03
山田太郎
20
嫁さんしょうもなさすぎというかなんでこんなもんと結婚したんだレベル。別れたあとすごく出世されるのはどんなもんだろうな。課長編読み直そうかと思った。しかし、考えるとエロビデオで勝ち負け決まったというのもすごいというか何だなと。しかし、もてるな、島耕作。2019/05/08
にゃむこ＠読メ11年生
13
巻末で係長から課長に昇進して完結。同時に、シリーズの原点『課長―』への補完が完了。VHSとベータのシェア争い、ラジカセへの注力、ディズニーランド開園等、懐かしい話題。接待や経費の使い方で狡く立ち回ったり、自分の役得になるような狭量の行動を平然としたりする問題上司や社員に対する島耕作の立居振舞は、そうできるかどうかは別にして理想的。家庭と仕事の両立、どちらを優先させるべきかは、スーパーサラリーマン・シマコーサクでさえも悩みの種ということは、全社会人に共通する永遠のテーマなんだ（苦笑）2014/03/01
ぐうぐう
11
係長にしてすでに、中間管理職の悲哀を実感していく島耕作。そんな島に課長の辞令がくだる。『ヤング』編から始まり、『係長』編が完結したことで、最初の連載作品である『課長』編へのブリッジが完了した。つまり『島耕作』シリーズは、現在進行中の『会長』編までの島の企業人生がすべて繋がったことになる。これは、すごいことだ！2014/01/28
だるー
10
80年代のことをあまり知らないので、VHSとベータの争い、ディズニーランドの開園などすごく面白かった。もっとバブル期のことを知りたい。2018/03/04
