内容説明
百人一首をオールカラーで手軽に楽しむ! 尾形光琳が描いた二百点のカルタ絵と和歌の意味やポイントを一首一頁で紹介。人気作品には歌の背景や作者の境遇などの解説を付し、索引等も完備した実用的入門書。
目次
秋の田の(天智天皇)
春過ぎて(持統天皇)
あしびきの(柿本人麿)
田子の浦に(山辺赤人)
奥山に(猿丸大夫)
鵲の(中納言家持)
天の原(安倍仲麿)
わが庵は(喜撰法師)
花の色は(小野小町)
これやこの(蝉丸)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
85
中学生ころまでは家族で遊んでいたという記憶があるのですが、それ以降は古文で時たま触れるしかありませんでした。最近ではほとんど家庭ではやらないのでしょうね。大会はあるようですが。この文庫本では尾形光琳のカルタをカラーで紹介してくれて楽しめます。人物の顔が若干面白く描かれているような感じがします。2024/01/17
しゅてふぁん
59
年の初めは百人一首。かるたが盛んな地域で生まれ育った私にとって『百人一首』は作者や意味なんてどうでもよくて、ただ‘耳から入ってくるうた’だった。百人一首の和歌だけは今でも読むというよりは‘うたう’に近くて無意識に節がついてしまう。それは頭の中で音楽が流れている感覚で、他の和歌集を読んでいてもそうはならない。口承ってこんな感じなのかぁ。2021/01/01
しゅてふぁん
50
年が明けると読みたくなる百人一首。光琳歌留多の絵柄にうっとり。百人一首は秀歌撰ではないともいうけれど、子どものころから耳慣れているだけに他の歌集よりも読んでいて落ち着くなぁ。2019/01/21
yumiha
44
誌友さんレビューで、本書は、かの尾形光琳が描いたカルタ、いわゆる「光琳歌留多」だと知った。見たい!でも、うっとこの市立図書館には置いていない。なければ余計に見たくなる。ちゅうことでJ堂に取り寄せてもらった。文庫本なので、消費税込みで528円。これで、いつでも見たい時に見れる。ページを開くと、読み札だけではなく取り札にも、光琳の絵があった。百人一首そのものは、幼児期から家にあったので、ほぼ覚えている…はず?近頃の記憶力の衰えでは危うい? 2024/02/22
しゅてふぁん
30
年の初めは百人一首♪光琳歌留多の絵柄と共に、和歌の意味とポイントがオールカラーで紹介されている。歌留多には上の句に人物が、下の句にその和歌の風景が描かれていて本当に美しい。眼福です。2018/01/06