小学館文庫<br> 謎解きはディナーのあとで 2

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小学館文庫
謎解きはディナーのあとで 2

  • 著者名:東川篤哉【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 小学館(2013/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094088700

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内容説明

お嬢様の単純さは、幼稚園児レベルかと――

  国立署に勤めるお嬢様刑事・宝生麗子と、彼女に仕える執事の影山が難事件に挑む、大人気の国民的ユーモア・ミステリ第二弾。
 立川駅近くの雑居ビルで殺害された30代半ばの女性。七年間交際していた二枚目の男は、最近、重役の娘と付き合い始め、被害者に別れを切り出したのだという。しかし、唯一最大の容疑者であるその元恋人には完璧なアリバイがあって――。困り切った麗子は、影山に<アリバイ崩し>を要求する。(「アリバイをご所望でございますか」)
 廃工場の二階を改装したおしゃれな部屋で、若い女性の死体が発見される。バスルームで死んでいた彼女は、全裸で湯船に浸かっていた。そして、クローゼットからはなぜか被害者の集めていた帽子が忽然と消えていて――。(「殺しの際は帽子をお忘れなく」)
 その他、「殺意のパーティにようこそ」「聖なる夜に密室はいかが」「髪は殺人犯の命でございます」「完全な密室などございません」の計6編。
 巻末には書き下ろしショートショート「忠犬バトラーの推理?」収録!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

193
ふざけていてドタバタが過ぎるけど、推理としては面白い。適度に意外で適度に予測可能。ドタバタは影山のキャラクタだけで持たせていると思ったら、だんだん風祭も面白くなってきた。国立だけでこれだけの殺人が起こっていたら、殺人発生率はデトロイト並み?2021/02/17

ナルピーチ

173
シリーズ2作目。パターンは前作同様であるが、やっぱり面白い!全6話での短編集は小気味よい感じに仕上がっている。相変わらずの影山の麗子いじりからの「〇〇だっつーの!」の返し文句はもはや定番。今回のお勧めは『聖なる夜に密室はいかが』犯人のあのトリックは全く予想にできず…。最後に2人でサンタの格好をしてケーキを配るシーンがなんとも微笑ましい。麗子と影山、この二人の関係性からますます目が離せません!2022/02/09

イアン

138
★★★★★★★☆☆☆ドラマ化された『謎解きはディナーのあとで』シリーズ第2弾。殺人現場から帽子が消えた理由、降雪後の足跡無き密室殺人など、不可解な謎を令嬢刑事・麗子、御曹司警部・風祭、毒舌執事・影山の3人(実際は影山1人だが)が解いていく連作短編集。お約束の展開を「マンネリ」と取るか「安定感」と取るかで評価は分かれるかもしれない。ロジカルな部分は前作よりやや後付け感があるものの、重厚な社会派ミステリのあとに読むとまるでディナーのあとのスイーツのような清涼感すら感じる。ハイライトはバスから押し出される風祭。2022/12/21

佐々陽太朗(K.Tsubota)

136
間違いなく楽しめます。マンネリではあっても、お嬢様と毒舌執事の掛け合いがユーモラスで愉しい。物語の筋は判らなくても、読む前からそのテイストと、どの程度の満足感かは判っています。期待以上でも以下でもない、まさに期待どおりの質であるという意味で安心感があります。たとえて言うならCoCo壱番屋のカレーのような小説です。サプライズも感動もありませんが、期待に違わぬ味を提供してくれます。そして、一定の満足感が得られます。続編3も読むことになるでしょう。2013/12/05

へくとぱすかる

106
「2」も楽しく読ませてもらいました。「お嬢様は~」のセリフにも磨きがかかってますね。ストーリーはあっさりとしているが、なかなかどうして、読んでいても見破れません。影山の推理はやっぱり鋭い。風祭警部は……まぁ、あんなものでしょう(笑)2013/11/15

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