SB新書<br> プロ野球で「エースで4番」は成功しないのか 知られざる二刀流選手列伝

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SB新書
プロ野球で「エースで4番」は成功しないのか 知られざる二刀流選手列伝

  • 著者名:小野俊哉【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • SBクリエイティブ(2015/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797375312

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内容説明

2013年のプロ野球で一番のトピックとなったのが、日本ハムの大谷選手が挑んだ「二刀流」だ。本書では、これまでのプロ野球における二刀流の系譜をたどり、知られざる名選手たちの「二刀流」エピソードを明らかにしていく。

一人の野球選手が、投と打の両面において活躍する「二刀流」。2013年のプロ野球、大谷翔平の「二刀流」挑戦が大きな話題となっている。当初は評論家らを中心に、大谷の二刀流には懐疑的な意見が多かったが、交流戦終了時点では、高卒ルーキーながら投では157kmの速球で先発2戦目に初勝利を挙げ、打では打率3割を超えてクリーンアップも任される活躍をしている。

プロ野球の歴史を見ると、二刀流の選手がいなかったわけではない。プロ野球黎明期の1リーグ制の時代では、川上哲治など野手と投手を兼任する選手も多かった。また2リーグ制になって以降でも、野球解説者でもおなじみの関根潤三などは二刀流経験者の一人だ。また1970~80年代頃までは、打力を兼ね備えた投手も多く、ファンを沸かせていた。

本書では、これまでのプロ野球における二刀流の系譜をたどり、知られざる名選手たちのエピソードを紹介。プロ野球の二刀流の歴史を紐解くことで、大谷選手の二刀流成功の可能性にも迫る。

目次

プロローグ―現代に復活した二刀流
第1章 二刀流全盛の時代―1930‐40年代
第2章 二刀流の衰退と強打の投手―1950‐60年代
第3章 一発の魅力を秘めた名投手―1970‐80年代
第4章 なぜ強打の投手は消えたのか―1990年以降
エピローグ―大谷と二刀流のこれから

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

318
二刀流を目指す大谷選手を過去の選手データでみたもの。個人的には桑田選手も時代が時代でご本人が強く二刀流を目指していたら、十分素質のあった方なんだろうなと思った。本書が出てからも大谷選手がますます活躍していって感動する。今のプロ野球の分業化の方が異常な感じもした。元々野球は投げて打って走って守る全てのプレーを全選手が行うものと思うので、大谷選手の挑戦が風穴を開けていくのが痛快だ。2016/12/18

スプリント

9
二刀流で活躍した選手の列伝としては非常に読み応えがあります。ただなぜエースで4番が成功しないのかについての掘り下げは足りないです。大谷選手についての期待が最後に書かれていますが、2015年現在、期待を上回っていますね。2015/09/19

おくりゆう

8
二刀流が当たり前だったプロ野球黎明期から現代までの強打の投手達の歴史を振り返る本。大谷選手によりスポットが当てられた過去の名選手達の二刀流秘話は純粋に興味深いです。が、同時に二刀流の難しさを再認識、大谷選手には頑張って欲しいものです。2013/10/19

T.Y.

5
投手と野手の「二刀流」が珍しくなく、投打両方でタイトルを取った選手までいた戦前のプロ野球、その名選手達。二刀流が影を潜めた戦後においては、強打で活躍した投手達、そして二刀流に挑戦した知られざる選手達。'13年に話題になった大谷翔平に通ずる系譜。取り上げられる二刀流選手達のデータは明瞭で、劇的な試合の描写もよく伝わる。何と言っても知名度の低い名選手の話が面白いところ。著者は大谷の二刀流を好意的に応援しているが、まあこれから次第。2014/01/30

ミスターX

3
大谷翔平が今年はローテーション投手として頑張っている。球速160kmのストレートと多彩な変化球で10勝を越えることができるか。新しい二刀流への挑戦を続けていってほしい。2014/06/22

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