角川oneテーマ21<br> 本当は危ない植物油 その毒性と環境ホルモン作用

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角川oneテーマ21
本当は危ない植物油 その毒性と環境ホルモン作用

  • 著者名:奥山治美
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041104675

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内容説明

「植物性は安全」という神話に惑わされてはいけない。実験で明かされた「環境ホルモン作用」はダイオキシンよりも重大な問題だ――。専門50年の研究者がその研究生活を終えるに当り、今、強く警鐘を鳴らす。

目次

第1章 とりわけ日本人男性の精子の数が減ってきた
第2章 油脂の選び方で寿命が変わる―「カノーラ油」の環境ホルモン作用
第3章 「性ホルモン」についての基礎知識
第4章 ダイオキシンより強いカノーラ菜種油の環境ホルモン作用
第5章 間違った植物油安全神話は「コレステロール悪玉仮説」から始まった
第6章 「安全」で「健康」な“あぶら”を求めて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

44
私たちは、自分が食べたものでできている。この本は8年ぐらい前に書かれたものだが、著者は、長年の研究から人間の健康や生殖に悪影響を及ぼす植物油の危険性を科学的に説明している。マーガリンは現在でも害のある油なのか、わからなくなった。オリーブオイルも・・・。「植物油のリノール酸は動脈硬化を防ぐ」と宣伝され、健康食の地位を得た植物油、そこに著者は「薬害と同じ人災」の側面を見る。コレステロール悪玉仮説から私たちは脱却しなければならない。油脂のとりすぎが精子数の減少に関与しているというのにも驚いた。2021/03/05

tonpie

33
以下引用「フランスは北部に比べて地中海地方の心臓病が少なく、(中略)オリーブ油を食べている結果だとする報告もありますが、私は地中海地方で魚介類が多く食べられている結果だと思います」「カナダのグループはオリーブ油の脳出血促進作用を見つけました。私のグループも確認しています。オリーブ油の悪い面は、ちゃんとした論文になっているにもかかわらず、一般の人にはほとんど知られていません。オリーブ油は健康に良いというイメージがメディアを席巻しているからです。オリーブ油の流通に力を持つ国際的なグループの力が強大なのです」↓2023/05/13

藤森かつき(Katsuki Fujimori)

30
世の中に安心して食べられるものって、ほんとに少ない。やはり自炊が一番無難か。それにしても、植物油が少子化の原因となっているとは。色々、利権が怖い。でも、強ち違うとも言い切れない節はあるなぁ。植物油はずっと買ってないけど、油使ったお惣菜系を買ってたらダメってことね。お勧めの植物系油は、エゴマ油とアマニ油だけ。でも、加熱料理には不向きな場合が多い。動物性はOKなので、料理はバター、ラード、牛脂などを使うのが良いよう。ココナツオイルはダメな方に入っていたけど、他の植物油に比べて、検証がちょっと不十分な気がした。2020/01/09

ロビン

19
自然生活をしながら健康や食べ物について勉強している友人から紹介された著者の本。キャノーラ油や菜種油、オリーブオイルなど、体にいいと思って使っている植物油がじつは多量の環境ホルモンや微量成分を含み、脳出血や発がん促進作用を示すと書いてあり、認識が覆される。そもそも世の中に喧伝されている「コレステロール悪玉説」が誤りであり、コレステロールを下げると言われるリノール酸が体に良くないのだという。健康に良い植物性油はシソ油やエゴマ油、動物性油は魚油や意外にもバター。悪い油は安価ではあるが、見直してみようと思う。2022/01/19

ごへいもち

15
かかりつけ医のおすすめ本。わかりました2022/04/21

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