角川文庫<br> グミ・チョコレート・パイン チョコ編

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角川文庫
グミ・チョコレート・パイン チョコ編

  • 著者名:大槻ケンヂ
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • KADOKAWA(2013/09発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041847107

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内容説明

大橋賢三は高校二年生。周囲のものたちを見返すために、友人のカワボン、タクオ、山之上らとノイズ・バンドを結成する。一方、胸も大きく美人と評判の山口美甘子もまた、学校では「くだらない人たち」に合わせてふるまっているが、心の中では、自分には人とは違う何かがあるはずだと思っていた。賢三は名画座での偶然の出会いから秘かに想いをよせていたが、美甘子は映画監督の大林森にスカウトされ女優になることを決意し、学校を去ってしまう……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...

129
江口寿史の表示絵に誘われてついついシリーズ2作目。本作では男子高校生のアホさ加減と女子のこのまま行ってしまえ感をことさらに感じた。自分は他と違うんだと主張したい年頃。あれ、そんなはずじゃ…と、もがきながら、やがて受け入れていくことになる、まさに途上の年頃。それでいいんだよ、ということをそっと教えてあげたい。と、ちょっとしんみりしたところで本作最後の一文が「そして賢三はまた、ポコチ◯を握りしめた・・・」。やっぱ、もはや手のつけられない究極のおバカということなのだろうか。2022/08/25

やも

71
今年のバレンタインのチョコ本はこれ🍫主人公・大橋賢三(高3)の日常譚。高3らしく、下心あり恋心あり、バンドやらなにやら、見過ごせないモノばかりの中で賢三は一生懸命😁1970年代が舞台だけど、その頃産まれてないしでカルチャーはほぼ分からず、ごめんなさいの流し読み🙇当時はスマホはもちろんないし、娯楽として小説が今よりも幅きかせてたのかな?どことなく文学ちっくな雰囲気あり😊当時を青春時代で過ごした人は懐かしくきゅーーんとなりながら読めるんだろうなぁと思った。★2.52022/02/14

海月

67
三部作の二作目。スンゲー終わり方されて続きがただただ気になる。不思議と一巻とは雰囲気は似てるのに関わらず二巻は二巻でキチンと細かい内容が変えられてるので全く飽きがこなかったです。多分どちらかというと二巻は主人公たちの葛藤や不安を表現してるのかと思いました。これはホント三巻がただただ気になります!2023/10/27

アマニョッキ

39
まずこの表紙ね。もう本当に大好き。ずっと眺めていたい。たまんないっすね。そしてすっかり忘れてたけどスゲーところで終わったな!パイン編の書き出しどうなってるのかしらん。ダム決壊のごとき男のエロリビドー。私にとっては読み始めたとたんにもう読み終わってる!ってくらいのサマディ本。引き続きパインへ。2017/07/10

TATA

37
主人公賢三クンはいよいよバンド活動へ。これをきっかけに別世界へと旅立った美甘子に追いつこうとするのだけど、なかなか思うようにはいかなくて。表現者になるのは大変だよね。とまあ、そんなグダグダを読みくさしながら筋少の「日本印度化計画」を聞いてみる。あー、あの頃のお馬鹿パワーの源泉はこういうことだったのねとなんか嬉しい。今聞いてもオーケンさんは絶叫系の歌がしっくりくるなあ。次が最終巻、少し時間をおいてから読むかな。2020/11/25

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