角川文庫<br> 愛は勝つ、もんか

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角川文庫
愛は勝つ、もんか

  • 著者名:姫野カオルコ
  • 価格 ¥506(本体¥460)
  • KADOKAWA(2013/09発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041835081

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内容説明

♪兎おいしい彼の山♪と、子供のころからよだれを流して思い込んでいた、あのカオルコ・ヒメノが、“音頭の中の音頭は『オバQ音頭』だぜ”と謳い上げ、“子供は不純で狡賢く、少女とは人生でもっともうぬぼれたあぶらっこいスケベ期”だと真実を淡々と語り、“売春を国営化して福祉費にまわすべきである”と断言する、核弾頭的恋愛論&ゴージャスエッセイ。

目次

1 オトコ嫌い My dream comes true(男のモノサシは「情緒」でできている オイシイとこ取りする女 自意識の紆余曲折 ほか)
2 ひとり上手 Call me(いたずら電話魔のナゾ キャッチホンのお待たせ音はむなしい ニューヨーカーの皮をかぶった関西人 ほか)
3 恋愛の真実 Love and sex(想いが届く、明日を信じちゃいけないよ モテル女のマル秘カラクリ 誰もがかかる「せんせい病」って? ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まる

31
エッセイ。面白かったです。触れられている話題がどうしても古く、タイトルしか知らない歌や芸能人や、私はあまり使ったことがない固定電話の話ばかりで共感はなかったんですが、バサバサ切っていく感じが爽快です。FAXについて書かれたところで、文庫化の際の追記に今はパソコンの普及でEメールが〜とあったんですが、そこから更に時代は進んで今やパソコンのEメールなんて仕事くらいでしか使わないよなあ、パソコンつけなきゃ読めないなんて面倒だし、と。技術の進歩って凄い。2015/05/13

赤坂ナイン

4
最後に愛は勝たないよ、と言い切る姫野カオルコ氏のエッセイ集。米原万里さんと言い、姫野さんと言い、エッセイの文はあけっぴろげで爽快痛快に、爆笑しつつ読む事が出来るのだ。やはりジュンブンガクでござい、ブンガクでござい、というような鼻につくモノが無いからだろうか。2011/06/23

障子

4
「売春を国営化せよ」など独特なエッセイで楽しめました。歌の話にあまり反応出来なかったことが残念でしかたありません。2010/10/10

調“本”薬局問悶堂

3
子供に対する考え方とかやっぱりうなずける。 なぜ2冊続けて姫野カオルコを読んだか。それは先日BOOK OFFでまとめ買いしたから。1冊読み終わったらあまりにも楽しすぎて、やっぱもう1冊読みたいと思っちゃったから。 スッキリするんだ。エッセイは結構読んだけどまだきっと読んでいないのがあるはず。買おう。 《2020年6月 登録》 “「冷めてる人間ほど恋に夢中になる」つまり、いつもどこか冷めてるゆえに、必死で自分に暗示をかけて恋というイベントに没頭させないと他人を好きにならないと思うからです。”2010/06/13

kuroko

3
初姫野作品。この人の切り口好きですね。電話ネタが多く、当時を知らないとなかなか意味不明なところもあるけど、今だからかもだけどこういう不便さもありかもしれない…。2010/10/24

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